第41回 間違いだらけの「寝不足は太る」
ヒツジ君、トリ君、あけましておめでとう!
本年もヨロシクね。
おめでとうございます!
こちらこそよろしくお願いします!
この連載も41回を数え、二度目の正月を迎えることができました。連載を始めた当初は1年くらい続けられればいいな、なんて考えていたんですけどね。これも声援とクリックしていただいた読者の皆さんのおかげです。
私たちも毎回登場させていただき、睡眠についてもだいぶ詳しくなりました。個人的には朝型勤務の回がとても印象的でした。夜型生活から抜け出せず悩んでいたのですが、体質的な側面があること、気合いだけで乗り切れるわけではないことを知ってとても気分が楽になったのを憶えています。朝型生活に切り替えるためのコツも役立ちました。
僕の場合は時差ボケの回だな。渡り鳥になるのが夢なんで、備えあれば憂いなしってことで。でも時差ボケ理論は難しくて、いまだによく分からない点があるんだよなぁ。
分からないなら復習しなよ! でも、ニワトリは渡り鳥にはなれないから!
先生、今年は申年なのでサル君もゲストでお呼びしています。
おー、いらっしゃい。サル君には昨年「第28回 認知症と睡眠の切っても切れない関係」のイラストに登場してもらいました。サルの中でもチンパンジーやオランウータンなどの大型類人猿は寝床で横になってぐっすり眠るなど人に近い睡眠習慣を持っています。小型動物では外敵の襲撃に備えて何度も中途覚醒するなど断続的な睡眠になりがちだけれど、大型類人猿の睡眠構造は人と同じように深くて長い睡眠が特徴なんだ。
お呼びいただきありがとうございます。ちなみに私はニホンザルでオナガザル上科に属するサルです。大型類人猿になるヒト上科とは2500万年以上前に分岐したと聞いています。でも夜はぐっすり寝ていますよ。
それはよかった!
さて、みんな年末年始はたっぷり楽しめたかな? 連日の忘年会から始まって、クリスマスのケーキとシャンパン、大晦日の夜更かしと年越しそば、おせち料理、昼酒でうたた寝ナドナド、睡眠と腹囲には厳しいイベントが続いたよね。
私の場合も年末年始は仕事と会合が立て込んで睡眠不足が続くほか、ついつい食べ過ぎて2kg以上成長してしまいます。同じような悩みをお持ちの読者も多いと思うので、今回は巷でよく言われている「睡眠不足で肥満になる」という話について検証してみたいと思います。
『朝型勤務がダメな理由』
三島和夫著
50万ページビュー以上を記録した「朝型勤務がダメな理由」をはじめ、大人気の本連載がついに書籍化! こんどこそ本気で睡眠を改善したい方。また、睡眠に悩んでいなくても自分のパフォーマンスを向上させたい方は、確かな知識をひもとく本書でぜひ理想の睡眠と充実した時間を手に入れてください。『8時間睡眠のウソ。』を深化させた、著者の決定版!
アマゾンでのご購入はこちら。
「睡眠の都市伝説を斬る」最新記事
バックナンバー一覧へ- 第157回 アルツハイマーの予防に効く?「40Hz」と「深い睡眠」の共通点
- 第156回 日本の若者にも寝坊のススメ、成績にも健康にも好影響
- 第155回 実に残念、期待の不眠治療アプリの保険適用が不認可に
- 第154回 厚労省の「睡眠指針」が大幅改訂に、推奨睡眠時間や要点は?
- 第153回 分かり始めた「不規則な睡眠」の怖さ、子どもでは発達の遅れも
- 第152回 “睡眠不足度”を洗い出した注目の「過労死白書」から分かること
- 第151回 健康的にショートスリーパーになれる人などいない
- 第150回 睡眠には実は“2度おいしい” リモートワークのすすめ
- 第149回 熱帯夜の安眠のポイントは体の「熱冷まし」にあり、方法は?
- 第148回 誰かが枕元にいる! 寝入りばなに体験する「怖い話」の真相