原油先物は続伸、中国の需要増加期待や供給懸念で

原油先物は続伸、中国の需要増加期待や供給懸念で
原油先物価格は続伸している。トルコで発生した地震により原油を輸出する国内主要港の施設が操業を停止したことを受け、供給懸念が高まっている。中国の需要増加期待も相場を支援している。写真は2018年8月、テキサス州ミッドランドで撮影(2023年 ロイター/Nick Oxford)
[7日 ロイター] - 原油先物価格は続伸している。トルコで発生した地震により原油を輸出する国内主要港の施設が操業を停止したことを受け、供給懸念が高まっている。中国の需要増加期待も相場を支援している。
0117GMT(日本時間午前10時17分)時点で北海ブレント先物は0.40ドル(0.5%)高の1バレル=81.39ドル。米WTI先物は0.43ドル(0.6%)高の74.54ドル。
トルコのジェイハン港の施設は8日まで操業停止となる。この施設は日量最大100万バレルの原油を輸出できる。
国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長が5日、世界で2番目に石油消費量が多い中国の需要回復を受けて、石油生産国は生産方針を再考する必要があるかもしれないと述べたことも買い材料となっている。

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