島根銀行は2023年1月30日、SBIホールディングス(HD)傘下のSBI地方創生バンキングシステムとフューチャーアーキテクトが共同開発している地域金融機関向けの勘定系システムを採用することを決めたと発表した。日本IBMのシステムから乗り換え、2025年中の稼働を見込む。

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 SBI地方創生バンキングシステムとフューチャーアーキテクトが共同開発する次世代バンキングシステムの採用を決めた地方銀行は、福島銀行に次いで2行目。同システムは米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)のパブリッククラウド上で設計・構築しており、新たな商品・サービスや機能の追加が容易という。

 島根銀行は現在、システムの開発や保守・運用を日本IBMにアウトソーシングしており、勘定系システムは同社のメインフレーム上で動作している。現行のアウトソーシング契約の期限は2025年12月までとなっている。

 SBIHD傘下のSBI地銀ホールディングスは2022年12月28日時点で、島根銀行の発行済み株式の27.40%を所有する筆頭株主である。