意外とコスト安なS1000RRレーサー | うらのうらはおもてです。

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=秋葉モーターサイクル雑務係り兼代表のブログ=

週末のレースに出た時も沢山の方に声をかけて頂きました、blog見てますよとか。
中には踏み込んだ話をしてくれる方も何人かいらして秋葉の新しいS1000RR「どんな改造して幾らくらいかかったのか?」を聞かれました^^
皆さん気にして頂き有難いのですが、秋葉がS1000RRに手をかける根本として「できるだけ安価で楽しもう!」って思ってやってますので、実はそれほどかかってないと思います。

そんな秋葉の新型S1000RR(k67)ですが、新型って言っても中古車で、もともとはブレーキディスクのサンスターさんの広報車でした。
サンスターさんの広告にある赤いS1000RRを譲っていただきました。

ですので19年モデルのレースパッケージ、DDC(電制サス)付きを基にしています。
レースに出る事だけ考えれば、電制サスは余計な装備かも知れないのですが、街乗りしてる殆どのS1000RRが電制サス付きですから、S1000RRに乗った事で走りが楽しくなって来たから、今度はサーキットも走ってみたくなったって言う方のためにも、電制サス付でやっていく意味があるんです^ ^

主な改造内容です。
まずは外装。
アッパー/アンダーは才谷屋を使いました。
あとでも書きますが、暫くは触媒を外すつもりがないので、ノーマルの触媒を囲えるカウルが欲しかったのですが、逆に国産品はこれしか売ってなかったのでそうなりました^^
 
そしてタンクカバーからシートカウルはアルファレーシングです。
これも国産品が無いので選択肢はありません!

そしてフロント回り。
サンスターの広報車でしたので、ブレーキディスクは交換済でした^^
それと2Dのストロークセンサーですが、これが無いと電制サスの伸圧のダンピングが調整できないのでマストアイテムです。
あとはブレーキホース。
フロントスタンドの関係でホースは交換した方が便利なのと、ABSキャンセルのためでも(ABSのユニットは使っています。)ありますが、先代に使っていたホースをそのまま使っているので、特段交換しなくても大丈夫な物の一つです。
 
次にステップはAERAですが、これも購入時から交換済みでした。
ですがステップバーは汎用品が使えるように加工しました。
そしてノーマルの触媒付きで、アクラボのスリップオンサイレンサーだけ付けてます。

左側も基本変わりませんが、アルファレーシングのシフターを使っています。ですがこれも使ってみたかっただけなので、必須ではありません。
奥に見えるリアショックは完全にノーマルw
まだスプリングレートすら調べていませんが、今後スプリングは変えると思います。

それからサイドスタンドは使っていますがw
これは店に保管してる時とか一人でやってるので秋葉的にマストアイテムですwww
チェンジペダルのピポットにもなってるので、スタンドのブラケットだけ別に買って、走行時にはブラケットごと交換して使っています!
因みに走行会でスタンド付けたまま走ったら、スタンドの先を擦りましたw
先代は擦らなかったのに^^

スプロケガードは良さげなのが無かったので、カーボンプレートから切り出して付けました。
チェーンは520にして、スプロケは国内で販売されていないのでアルファレーシングを使ってます。

次にメーターw
このバイク、走行中に水温が表示されないのです(°_°)
なのでタケガワの水温計を後付けしておきました。
カッコイイ液晶メーターなのにとても残念ですが、結果とても見易くて良いです^^
 
計測器はSOLO2、これも先代からのお下がり。
それから車載カメラはドラレコにしてみました。
電源の心配がなくてカメラも小型で前後撮影できますからね!

リアカメラはここにしましたが、位置を変えて手元とか背中とか、他の撮影にも使えそうですね!
 
スライダーもAERA
これも購入時から付いてたのでそのままですが、スライダー自体は小さな物にしました。
 
反対側はAERAのステーをやめて直付けです。
カウルの形状もあって、そうしました。

ハンドルまわり。
ハンドル自体はアルファレーシングです。
それからスイッチも交換しましたが、純正の方はスイッチBOXにローラースイッチ、そしてグリップヒーター付きのグリップが全部合わせて12万位するって脅かされたので、左に転けると怖いからこのスイッチにしておきました^^

ブレーキマスターはゲイルにしましたが、これはレギュレーションで変えられないクラスもありますから、これも余計な装備の一つです。
細かいものは割愛していますが大まかにこんな感じです。

あとは見えないところで
エアクリーナーはアクティブで売ってるDNAフィルターにしたり、エアクリーナBOXの吸気フラップを外したり、2次エア・キャニスター・ラジエターファンとかも外していますが、何なら外さなくてもサンデーレースには出ることができますけれど、秋葉は外すと何が起きて、どう対策しなきゃいけないのかを勉強するために外しました^^

そんな訳でこの辺の部品は外す事でエラーが出まくるの分かってますから、ダミー回路を作って回避しています。でもこれが結構大変でした。
店でエンジンかけてもエラー出ないのに、走ると出るとか。
微妙な設定値の違いでエラー出ちゃったりとか。。。
image
サーキット走行中にディーラー行けって言われてもね^^
逆に気が散るしタコメーターくらい見せて欲しい。
これ、燃料少なくなっても言います。
ガソリンスタンド行けってw
それも対策済みです。

そんなこんなですが、結局ほぼ最低限でやってます。
お金かければ幾らでも掛けることは出来ますが、掛けなくて済むのであれば安価で楽しみたいし、何よりお金かけたからって運ちゃん次第ですから必ずバイクが速くなる訳じゃないですからね( ´艸`) 

因みにこのパッケージでやって部品代が100万円位です。
付いていた部品があったのも大きいですが、余計な物も付けているので最低で80万円位、ざっくり100万円位で楽しくサーキットでサンデーレースできるバイクになると思います。
秋葉も先日のレースの日を含めてまだ4回しか乗ってませんので、やっとエラーとか出なくなって、気が散らずに走れる確認しかできていませんが、それでもそこそこのタイムで走れましたからね!
ちゃんとセットしてもう少し上手に乗れるようになれれば、筑波も茂木も0秒なバイクになると思います。
つかそこを頑張って目指しますw
レースのための装備以外はドノーマルですけれどね!
 
秋葉のお客さん達も含めて、そこまで本気でレースをして居ません。あくまでもFUNRIDEですから、身の丈に合って楽しめるレベルでやってます。
もちろん国際A級に上がって頑張るんだ!とかってなると話は違いますが、自分達はそうではありませんからね。
それが分かった上でフルエキとかレース用のECUとか、マストでないアイテムはいっぱいあるので、所有欲を満たすためにも入れるのは良いと思います^^

最近は250ccクラスでも、そこそこ楽しめるレベルまで仕上げようと思ったら、すぐに100万円くらい使っちゃいますし、国産の1000ccの中には「取り敢えず300万円のキットパーツあるから全部付けてね🖤」から始まる車体もありますから
そう考えるとS1000RRは「基本はノーマルでも」レースのための最低限の改造で充分楽しむことができるので、かなりのコスト安で楽しめる車体ですよ!
 
因みにレース仕様にした後の維持費は250ccも1000ccもさほど変わりませんよ!
タイヤが安いしオイルも少ないって良く言いますが、どっちも1000ccより交換サイクル早いから言うほど変わらないし、クラッシュコストだってあまり変わらない。本当に安いのは、燃料代くらいな感じがします^ ^
 
いいと思いますよS1000RR( ´艸`)