【11月26日 AFP】米イリノイ(Illinois)州の水道施設で今月発生した障害の原因は海外からのサイバー攻撃だという報告について、米捜査当局は24日までに「原因はサイバー攻撃ではない」との結論を下した。

 この件では前週、米エンジニアリング・サービス会社「アプライド・コントロール・ソリューション(Applied Control Solutions)」のインフラ管理システム専門家、ジョー・ワイス(Joe Weiss)氏が、イリノイ州全域テロリズム・情報センター(Illinois Statewide Terrorism and Intelligence Center)の情報を引用し、ハッカーによる攻撃の疑いがあると報告していた。

 米国土安全保障省(DHS)のクリス・オルトマン(Chris Ortman)報道官によると、DHSと米連邦捜査局(FBI)が「詳細な分析」を行った結果、イリノイ州スプリングフィールド(Springfield)の水道施設に対する「サイバー攻撃の証拠は何も見つからなかった」と発表した。現在もさらに分析を行っている最中で、関連情報を入手でき次第、あらためて発表するとしている。(c)AFP

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