特価 アーノンクールのメサイア
2011年8月12日 (金)
ヘンデル:『メサイア』全曲アーノンクール21年ぶりの再録音!
2004年12月、音響抜群のムジークフェラインザールでの録音。ライヴでも音痩せしないこのホールのメリットが十分に生かされた優秀録音盤で、合唱とオーケストラ、ソリストたちが織りなす立体感豊かなサウンドの魅力が、実に上質な肌合いで捉えられています。
『メサイア』はアーノンクールにとって21年ぶりとなる再録音ですが、今回は合唱団に手兵のアルノルト・シェーンベルク合唱団を起用していることもあってか、切れ味鋭いアタックから、ふわりとした弱音まで、隅から隅まで徹底的にアーノンクールの解釈が音化されているのが凄いところです。
オーケストラのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスも、この20年でメンバーチェンジを繰り返しながら、アーノンクールの手足のように自在な表現ができる古楽器オケに進化し、驚くほど雄弁な通奏低音パートはじめ、緩急と起伏に富む表現力の素晴らしさが、長年かけて培われたアンサンブルの深まりを感じさせてくれます。
ソリストには、クリスティーネ・シェーファー、アンナ・ラーション、ミヒャエル・シャーデ、ジェラルド・フィンリーという知的で柔軟なスタイルを持ち、なおかつアーノンクール芸術の理解者でもあるアーティストが選ばれており、数々の美しいナンバーを表情豊かに歌い上げているのが印象的。
こうした演奏陣やホールの好条件に恵まれ、アーノンクールの表現意欲も頂点に達しており、随所に築かれるドラマや、思い切ったアプローチの数々は、慣れ親しんだ作品を改めて見直す良い機会になるものと思われます。(HMV)
【収録情報】
・ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HMV.56(全曲)
クリスティーネ・シェーファー(S)
アンナ・ラーション(A)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ジェラルド・フィンリー(Bs)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
へルべルト・タヘッツィ(オルガン)
シュテファン・ゴットフリート(チェンバロ)
ヘルヴィヒ・タヘッツィ(チェロ)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音時期:2004年12月18日&19日
録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
録音方式:デジタル(ライヴ)
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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