ベルリン・フィル木管五重奏団によるチェコ作品

2011年8月10日 (水)

ベルリン・フィル木管五重奏団がチェコ作品に挑戦

ベルリン・フィル木管五重奏団久々の新録音は、チェコの作曲家の管楽アンサンブル作品をまとめた魅力的なアルバム。ライヒャ（レイハ）の木管五重奏曲中でも、特に親しまれている作品88-2をベルリン・フィル木管の妙技で聴けるのは最高の贅沢。管楽器愛好者からプロまで必携のアルバムと申せましょう。ヤナーチェクの珍品ピッコロ曲も聴きもの。木管六重奏のための『青春』とならんで、若き日の思い出の回想的作品です。
　いずれもあまりの巧さに絶句。指回りだけでなく、超絶的なアンサンブル能力を示しています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ライヒャ（レイハ）：木管五重奏曲変ホ長調 Op.88-2
・ライヒャ（レイハ）：イングリッシュ・ホルンと木管四重奏のための3つの小品
・マルチヌー：ピアノと木管のための六重奏曲
・ヤナーチェク：ピッコロとピアノのための『青い鳥の行進』
・ヤナーチェク：木管六重奏のための『青春』

　ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団
　　ミヒャエル・ハーゼル（フルート、ピッコロ）
　　アンドレアス・ヴィットマン（オーボエ、イングリッシュ・ホルン）
　　ワルター・ザイファース（クラリネット）
　　ファーガス・マクウィリアムズ（ホルン）
　　ヘニング・トローク（ファゴット）

　マリオン・ラインハルト（ファゴット）
　マンフレート・プライス（バス・クラリネット）
　ヘンドリク・ハイルマン（ピアノ）

　録音時期：2005年10月、2009年10月
　録音場所：ベルリン、フィルハーモニー室内楽ザール
　録音方式：デジタル（セッション）