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クレー/マーラー第1&4番、第2番

2011年8月4日 (木)

ALTUS ベルリン放送響シリーズ
マーラー・ライヴ・レコーディングス
ベルンハルト・クレー/第1&4番、第2番

来日公演でもおなじみのドイツの指揮者、ベルンハルト・クレーが40代の頃にベルリン放送交響楽団を指揮したマーラー録音が3曲登場。

【交響曲第1番】
 すでにドイツでは実力派として高く評価されていた43歳のクレーによる第1番は、バーンスタイン指揮ベルリン・フィルによる伝説的な第9番の約3週間後に、同じフィルハーモニーでおこなわれたコンサートの記録。当時NHK-FMでも放送され、各パーツが非常に表情豊かな演奏が評判になったものでした。

【交響曲第4番】
クレー夫人、エディト・マティスとの1984年の録音。マティスの第4番といえば、1972年にバーンスタイン指揮ウィーン・フィルと共演したDVDや、1979年にカラヤン指揮ベルリン・フィルと共演したCDが知られており、どちらも素晴らしい歌唱を聴かせてくれていたので、今回の録音も期待されるところです。

【交響曲第2番】
オペラや大曲の演奏を得意とするクレーは、かつてデュッセルドルフでマーラーの交響曲第8番をとりあげて話題になったこともありました。今回登場する第2番は1982年の録音。クレーらしく細部の表情を生き生きと表わしながらも壮大なスケールの高揚が期待されるところです。

【ベルンハルト・クレー】
ズービン・メータやエリアフ・インバルと同じ1936年4月19日、テューリンゲン州のシュライツに生まれ、イェーナとライプツィヒで育ったドイツの指揮者、ベルンハルト・クレーは、子どもの頃、ライプツィヒの聖トーマス教会聖歌隊で音楽教育を受け、その後、ケルン音楽大学で、指揮とピアノとオペラを専攻。
 卒業後の1957年、オットー・アッカーマン[1909-1960]が音楽監督を務めるケルン歌劇場に練習指揮者として雇われてキャリアをスタートしますが、翌年にはベルンの市立劇場の練習指揮者に転身。ケルン歌劇場の音楽監督がヴォルフガング・サヴァリッシュ[1923- ]に替わると同劇場に戻ってサヴァリッッシュのアシスタントとして働くことになり、ほどなく実力を認められて正指揮者に昇格、1960年に『魔笛』でデビューすることとなります。
 以後、1962年にザルツブルク、1963年にオーバーハウゼン、1965年にハノーファーとドイツの劇場を渡り歩き、1966年にはリューベックの音楽総監督に就任、1976年にハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーの首席指揮者、1977年からはデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者も兼務。
 その間、1968年には初めてベルリン・フィルに客演して成功を収め、翌1969年にはハンブルク・オペラを引き連れて『さまよえるオランダ人』でエディンバラ音楽祭デビュー、1972年にはコヴェントガーデンに『コシ・ファン・トゥッテ』で初登場。
 翌年ザルツブルク音楽祭にモーツァルト・マチネでデビューし、1974年にはニューヨーク・フィル・デビュー、1976年、40歳の時に『フィガロの結婚』でザルツブルク音楽祭にオペラ・デビューします。
 クレーはほかに、コンセルトヘボウ管弦楽団や、BBC交響楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン・フィル、フランス国立管弦楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団など世界各国のオーケストラを指揮しており、1991年から1995年にかけて北ドイツ放送フィルの首席指揮者を務めた後は、主にフリーランスとして活動しています。
 クレーは若い頃にドイツグラモフォンにモーツァルトやベートーヴェン、ハイドン、ニコライなどのレコーディングをおこなっており、その後、EMI、フィリップス、テルデック、ソニー、コッホ・シュヴァンなどにも録音していましたが、決してその数は多いとは言えず、また廃盤になっているものも多いため、今回のマーラーのリリースは歓迎されるところです。(HMV)

【収録情報】

ALT 215(2CD)
・マーラー:交響曲第1番 ニ長調『巨人』
・マーラー:交響曲第4番 ト長調
 エディット・マティス(ソプラノ)
 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 ベルンハルト・クレー(指揮)

 録音時期:1979年10月28日(1番)、1984年11月26日(4番)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)


ALT 217(2CD)
・マーラー:交響曲第2番 ハ短調『復活』

 ロザリンド・プラウライト(ソプラノ)
 グレニス・リノス(アルト)
 ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 ベルンハルト・クレー(指揮)

 録音時期:1982年5月30日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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発売日:2011年09月16日
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