トップ > 音楽CD・DVD > ニュース > ジャパニーズポップス > 【HMVインタビュー】 山下達郎 『Ray Of Hope』

【HMVインタビュー】 山下達郎 『Ray Of Hope』

日本のシンガーソングライター特集ストア

2011年8月3日 (水)

interview
--- 6年ぶりにリリースされる今作のタイトルは『Ray Of Hope』。「希望」というのはこのアルバムの大きなテーマですよね?

若い頃は人間の喜怒哀楽についての具体的な歌はあんまり歌ってこなかったんですよ。人間を歌うのが嫌いでね。風とか雨とか、都会の季節感とか、そういう普遍的なものを歌っていて。人間がくっついたり離れたりという“業”みたいなものをテーマにした歌はあまり好きじゃなかったんです。だけど結婚して子供を育てて、そういう中での人間関係だったり、あとこのビジネスを長くやってると浮き沈みもいろいろあって、人生の裏表を知るようになると、人に対する見方っていうのも変わってきてね。

自分の子供ぐらいの年齢の生活スタイルっていうのは一見全く新しいんだけど、でもよく見てみると、自分がその年齢であった時分とたいして変わらない。要は人間の情緒っていうのは20年30年じゃそう簡単には変わらないんですよ。服とかそういうもののトレンドは変わっても、人間の喜怒哀楽、人を好きになったり、人間関係のギクシャクした感じとか、そういうものは、そんなには変わらないんですよね。そうじゃなかったら、何百年前の例えばシェイクスピアの戯曲とかに感動できるわけがない。そういう事を随分思っててね。その時の自分を反映するのがシンガーソングライターというものだから。

ここのところずっと不況だったでしょ?その中でツアーを続けていくと、その空気をもの凄く感じるんですよ。特に僕のユーザーっていうのは働き盛りの40代がメインで、仕事で苦労している方とか、リストラされたなんて方がたくさんおられるんです。ここ数年彼らの危機感みたいなものを感じている中で、さらに地震という追い討ちがきた。去年このアルバムを一度発売延期した時点では『WooHoo』っていうタイトルだったんだけど、震災が起こったので、去年のシングル「希望という名の光」という曲をメインに据えて、タイトルを変えて『Ray Of Hope』にしたんです。それも運命と言えば運命かなと。

--- 全体的に“希望を暗示させる”というよりも、“ストレートに希望のメッセージを歌う”という印象が強い作品のように思いますが、その辺りはいかがですか?

解り易い歌にしたかったんです。こういう時には、あんまり複雑なのはダメだと思って。アバンギャルドなものだったり、実験的なものは、世の中が安定している時期じゃないとダメなんです。世の中が不安に駆られている時は、素直な解り易いものじゃないと人の心が癒せないというか。“癒し”とか“元気”という言葉は、口にするとすごく陳腐なんだけどね。

もうちょっと言うと、大衆音楽っていうのは基本的に人間の生活に奉仕するものだというのが、もともとの僕の考え方なので。今回のような大災害のど真ん中では、人の生に対する肯定的なニュアンス、ポジティブなニュアンスを努めて表現するべきだと思ってます。

“ポップカルチャーの本質は生きることに対する肯定だ”って、(竹内)まりやの『Expressions』のライナーで書いた事があるんだけど、こういう時代こそなおさらなんですよ。だから基本的には“あまりネガティブな歌は入れないようにしよう”っていうのと、“あまり過激なアプローチはしないようにしよう”っていうのが今回のアルバムにはあって。そういうのは、僕はミドル・オブ・ザ・ロードだから、自然に出来るというか。

あと“あまり自分のキャラじゃない事はやらない”その方が素直なアルバムになるから。そういう“実験的なアプローチはあまりしないようにしよう”っていうのは言葉・歌詞の世界でも完全にそうですね。僕は、自分のアルバムに統一感を求めるときは、言葉をわざと似せて行く傾向があるんですよ。もともと使いたい言葉が少ないというか、あまり使えるボキャブラリーが多くないからっていうのもあるんですが(笑)、でも同類の言葉を複数の曲で散りばめるっていうのが割と好きで。1983年の『MELODIES』なんかがそうでしたね。そういう具合にすると、アルバム全体のトーンが定まってくるっていうのかな?そういう作り方ですね。『MELODIES』が初めて全曲自分で詞曲を作ったアルバムだったというのもあるんだけど、今回もそれと同じ方法論です。

--- 毎回アルバムを作る時は、世の中の状況を鑑み、それに対して歌うことを決めるというアプローチで楽曲が生まれてきたのでしょうか?

いや、30代までは基本的には私小説ですね。世の中とはあまり関係のない。自分生活の中での心象風景。人の心象を表現しようと思った事はほとんどないですね。自分が見たり聴いたり、感じたりしたもの、風とか自然現象に対してもそうですし、人に対してもそう。例えば「さよなら夏の日」なんてのは、高校時代にガールフレンドとプールに行った体験に基づいたものだし、そういう個人的な体験の歌が多かったです。

今回に関しては、それとは違って、言ってみれば小説家のような感じですね。人が体験した事、特にここ数年は、30歳前後の自分と親子くらいの世代との交流が多くて、彼らの体験談からインスパイアされて作った曲が何曲かあります。「プロポーズ」っていう楽曲は、僕のオフィスの女子社員が結婚する時に相手の男性が言った台詞がとっても素敵でね。そういう話を基にして書いた曲で。「街物語」も僕の知り合いの息子が女の子にフラれた話にインスパイアされて作った。そういうような作り方は今までなかったので。それは彼らの若いエネルギーに触発されたというか。若い力っていうのはなかなかいいですよ。

--- 「希望」という言葉の意味について改めて考えてみると、ある意味解釈の幅が広い言葉だと思います。達郎さんだったら「希望とは何ですか?」という質問に対してどう答えますか?

なかなか難しいですね(笑)

地震とか原発という問題は、予測が立たないところに急に来て、あっという間に大きな被害が出てしまうが故に、動揺が激しい。
その一方で、今の日本には自殺者が毎年3万人位いてね、交通事故死も年間1万人近くいるんだけど、そういう事って地震災害や原発問題よりもプライオリティーが低い問題では決してないんだけど、それらは知らぬ間に少しずつ起こっているがために、一見あまり切実に感じられない。あとはDVの問題だったり、そういう問題点をあげればきりがないんですよ。

つまり、世の中ってのは、そんなにいい事ばかりじゃない。
僕は個人的には希望なんていうものはそう簡単にはかなわないって思ってる。かなえば良し、でも、むしろかなわない方が普通なんですよ。だから、夢がかなった時ではなく、かなわなかった場合にどういうスタンスを取るのか?っていう問題もとても重要なんです。かなわない事に対しての折り合いというか諦観というか。“ここまで行ったから良し”という、要するに許せるレベルを自分に設定させるっていうのは教育の役目なんですよね。

「鬱病の人に頑張れって言うな」とよく言うじゃないですか?だったら鬱病にならないためにどうしたらいいのか教えなければいけないんじゃない?
まぁでも、実はそういうのって、とても難しいの。ひとりひとりのフィロソフィーの問題でしかないから。制度化することもマニュアル化することも出来ないし。人間対人間の問題で、親が子供に教えたり、友達同士で解決しあったりっていうレベルでしかない。

要するに何が言いたいかっていうと、自分の人生の起承転結をどう自分で決着できるかっていう事を何歳からどう教えて、それをどう取捨選択して、今だったらこのネットの情報が氾濫している中で、何が本当で何がウソなのか、どう見極めるかっていう能力を、いつ誰が誰に教えるのか?っていう事を、誰かが啓蒙していかなきゃいけない。

音楽はそういう部分で、根本的な解決手段じゃなくても、小さな手助けにはなれると思うから。
音楽を売り買いするビジネスの仕組みが崩壊しつつある。でもたとえそうでも音楽自体は絶対になくならない。

僕は10代にドロップアウトして、貧困もそれなりに味わったし、音楽業界における毀誉褒貶や浮き沈みも体験してきた。その自分の経験を振り返った時に、希望ってあったか?っていうと、“あった”んですよ。それは何だったかっていうと、音楽だけは自分を裏切らなかったという一点。音楽を嫌いになった事だけは一度もないんですよ。音楽を売るというビジネスとしてのシステムは反吐が出るほど嫌いだったけど、音楽自体に罪はないから。

“音に罪はない/曲に罪はない”って僕はいつも言うんだけど。それこそ、シングル「愛してるって言えなくたって」は、地震の2日前、3月9日発売だったんですよ。発売されただけ良くて、翌週だったら発売中止だったんですね。でも“曲に罪はない”から。
タイアップが来る来ないなんて運不運だし、その曲がヒットするかどうかだって運に左右される。“人生は7割が運”っていうのが僕の主義なんでね。

とにかく、音楽に対する愛情だけは昔も今も変わらない。今まで長いこと生きてきて、音楽を嫌いになった事だけはないので。それが僕にとっての希望といえば希望かな。

--- 震災後に作られたという「MY MORNING PRAYER」の歌詞の中に“せめてこのメロディー あなたをはげませたら”というフレーズもありますが。

ちょっとかっこよすぎますけどね。

--- まさにこれは達郎さんの今の気持ちなのかなと思ったのですが。

そうできたらいいなという願望ですね。僕は不特定多数の大衆が満足できるような音楽をやってるつもりはないんです。ごく特殊な嗜好性をもった人にしか僕の音楽は通用しないと思ってやってきた。被災者の全ての人が僕の事を知ってるわけじゃない。僕が彼らに歌いかける事が、その彼らにとってどれぐらいの価値があるのか?それに価値を感じる人もいるし、そうじゃない人もいるって事は僕は十分にわかってる。そういうスタンスでやってきた以上、傲慢にもなれないしね。
「俺の音楽で世界を変えるんだ」っていうスティーブ・ジョブスの出来損ないのような事を言う人の方がアピールとしては素晴らしいけど、僕は残念ながらそういう生き方をしてこなかったので。

だから、この歌はとっても恥ずかしい。この歌は4月に始まるモーニングワイドショーのために制作をしていた時に、地震が起こったので、それまでに作っていた曲をやめて、新たに書き直して2週間くらいで作ったんですよね。明日原発が爆発するなんていうデマがある中で曲を作んなきゃならなかったから、結構重いんですけど。ほんとはこの曲を入れるのやめようかとも思ったんだけど、まぁこれもまた一つの人生っていうのかな。

この楽曲を作っていたのは3月の末だったんですけど、六本木のど真ん中のスタジオは117ボルトが出ないんですよ。113ボルトくらいしか来なくて。結果コンピューターやシンセがトラブってね。シンセサイザーっていうのは、VCA(Voltage Controlled Amplifier)、VCO (voltage controlled oscillator)、つまり電圧制御なので、電圧が下がると機械自体がイチコロなんですよ。実際壊れました。だから結構必死な思いで作ったんです。TVに納入したバージョンの音にはそういうわけで不満があったんで、今回のアルバム用に歌とストリングス以外の楽器を全部差し替えたんですけど、やはり詩はちょっと恥ずかしいですね。赤裸々というか、裸を見られてるみたいですね。

--- このアルバムに収録されている「NEVER GROW OLD」「僕らの夏の夢」や、過去の「僕の中の少年」等、“自分の中にある少年性”のようなものが達郎さんにとってテーマの一つなのかなと思うのですがいかがでしょうか?

モラトリアム世代っていう言葉もある通り、僕らの世代はみんなオトナコドモというか、Don’t Trust Over 30の世代だから。大人になりたくない、いつまでもジュブナイルでいたいっていうそういう人ばっかりなんですよね。僕もどっちかというとそういうタイプなんだけど、同時に否応なしに大人ではあるわけですよ。それを繋いでくれるのは子供でね。子供との生活のおかげで、またレコード会社の役員を長い間やってたりもしたので、ある程度の社会性は持っているつもりです。でもやっぱりミュージシャンとして、もの造りを突き詰めるという事はある意味、気が狂うというか、その社会性とは別の所にいる。つまりそういう両面性があるんですね。だから、若い頃から“少年性”というものに憧れはあったんですけど、当然ながらそういう事を喚起してくれるファクターって歳をとるごとに減ってくるんです。

さっきも言ったように、30歳前後の人達との交流がすごくあってね。彼らのものの価値観は非常にフレッシュなんだけど、でも思い返してみると自分の30歳の時とそんなに変わらないんですよ。僕のFM番組の担当だったプロモーターってのがやはり30代なんだけど、結構レアグルーヴ好きで、僕がかけてる曲の事を色々と聞いてくるんですよ。それでこっちが逆に煽られちゃってね。しばらくぶりに12インチを買い始めちゃって。だからアラサーの世代は、特にここ数年間、僕にいいインスピレーションを与えてくれてる。だから最近は自分と同世代の連中よりもそういう連中と飯食ったり呑んだりしてる方が全然楽しい。彼らの恋物語を聞いていたら歌にしたくなった。そうやって作った作品は決して作り物じゃないんです。一種のトリビュートソングというか。自分の体験ではないという意味で小説家的だっていうわけで。昔は私小説だったんだけど、それを俯瞰して、他人の人生について語れるというものになった。それも違う意味での少年性なんですよね。僕の中では。

--- 他人の人生を俯瞰してっていうのは、自分の人生と重なる部分があるからっていう事ですよね?

そうです。自分の経験とオーバーラップする。

--- 30代前後の人間という意味では、新しく入ったドラマーの小笠原拓海さんもそうですよね。

そうですね。27歳ですからね。

--- ドラマーに彼のような若い人を迎えたのはどうしてでしょう?

若い人に変えようと思った直接のきっかけは、ポール・マッカートニーのライブを観た事ですね。ビートルズの曲中心のライブで、ポール・マッカートニー以外は全員20代だったんです。「あ、この手があるじゃん!」って思ってね。それで若い人材を入れる事にしたんです。ドラマーは1年半オーディションして、17人目でようやく彼を見つけた。うちの娘と同い年だけど、逆に勉強させられるというか。やはり若い力はいいですよ。音楽的にもそうだし、個人として見てもちょうど親子の年齢差なので、30歳前後が気の合う世代なのかもしれない。どっか空気が解るという、そういうところが凄く面白いというか。この歳になると、何を題材にして歌を作るかってあるじゃないですか?親父の介護の歌とかじゃ夢がないし。
全く自分の歌に対するスタンスを変えないで、「プロポーズ」なんて歌を作れたのは彼らのおかげなので。58歳の人間がそんな歌を自力で作ってたら気持ち悪いでしょ?(笑)これはいいきっかけをもらったなっていう。だからそういう出会いにはものすごい感謝をしてます。

--- やはり人との付き合いの中から、インスピレーションを受けて作られることは多いんですね。

絶対そうですよ。だって経験なしには歌は作れませんからね。最終的には歌っていうのは思想というか、ものの考え方を表すものだから。自分がどういうものの考え方なのかっていうのを歌にどう込めるか?それは僕に限らずみんなそうだと思いますよ。荒唐無稽な歌をやるのも一つのものの考え方で。思想なんて言うととっても固いけど、それがないと、どうして音楽をやるのか?っていう理由がなくなる。

--- 今作のジャケットには様々な楽器が登場していますが。

ブックレットの中も全部楽器なんですよ。これはコレクションではなくて実際にレコーディングで使っている全部僕の私物です。

--- その楽器で“手”を形どったものですが、このアイデアは。

それは僕です。

--- そのコンセプトというのは?

『WooHoo』の時は“顔”だったんですよ。人のスマイルだったんですけど。でも震災が起こってそのままだとちょっと軽薄に感じたので、『Ray Of Hope』にタイトルを変えるにあたって、“手”に変えたんです。
今の音楽って、K-POPに代表されるダンス・マターの音楽と、もっと内省的なシンガー・ソングライター的な音楽と二極分化がはっきりし始めてるんですよね。
去年ライジングサンっていうフェスに出た時に、自分が久しく見てないお客さんっていうか。(笑) 僕の前がエレカシで、後ろが斉藤和義君だったんだけど、こういうちゃんとしたロックンロールをやってる所があって、ちゃんとしたお客さんがいるんだっていう発見があってうれしかった。

--- 今後もフェスに出られる可能性はあるのでしょうか?

今年は出られませんけど、来年はまたやってみたいですね。去年出てみて、とにかくお客さんが素晴らしかった。3万人くらいいる環境なんだけど、ステージは小さくて、凄くやりやすかったし。音もいいしね。いい経験でしたね。

--- 最後に。『JOY2』の構想はあったりするんですか?

ありますけどね。この次ツアーをやればほぼ使いたい音源が固まるから。あとはライブハウスをやってから。
地震がなければライブハウスを夏にやる予定だったんだけど、でもライブハウスも電力が結構不安定だったから、まだ余震も続いてる中で決定を出せなかったんだよね。

--- なるほど、そちらの方も楽しみにしています。本日はどうも有り難う御座いました。

新譜『Ray Of Hope』 山下達郎
2005年に発売された「SONORITE」から数えて6年ぶり!スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては、通算13作目のオリジナル・ニュー・アルバム!いやはや、このリリースペース。91年『ARTISAN』リリースから98年『COZY』リリースまで「セヴンイヤーズチョビット」(当時こんなキャッチフレーズだったような)そして05年『SONORITE』を、またまた7年ぶりにリリースし、今回は6年ぶり!!!!本当に待ってましたのニューアルバムです!それだけの年月を待った分以上の品質であることは、ココ最近のシングル『希望という名の光』『街物語』『僕らの夏の夢 / ミューズ』さらに『愛してるって言えなくたって』を聴けば、容易に想像がつくでしょう!!!しかし、このリリースペースにもかかわらず、それを感じさせないのは、山下達郎の作品が、時代や流行に捉われず、色褪せないモノだからなんですね。改めてそう思います。さてさて肝心のアルバム『Ray Of Hope』はと言うと。シングル曲の「愛してるって言えなくたって」(TBS系ドラマ日曜劇場『冬のサクラ』主題歌)、「ずっと一緒さ」(サンクスデイズ・プラチナCMソング、フジテレビ系月曜夜9時連続ドラマ『薔薇のない花屋』主題歌)、「僕らの夏の夢」(アニメーション映画『サマーウォーズ』主題歌)、「希望という名の光」(映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』主題歌)、「街物語」(TBS系ドラマ日曜劇場『新参者』主題歌)や、「HAPPY GATHERING DAY」(ケンタッキー40周年記念テーマソング)、「NEVER GROW OLD」『2010年 三ツ矢サイダー オールゼロ』CMソング)など、タイアップ曲を多数収録した作品に。既に耳馴染みのある楽曲も、たくさん詰まったうれしい内容です!インタビューでも触れた通り、全体的にストレートにポジティブなメッセージが届く作品になっています。「解り易い」と表現するとコアな達郎ファンは若干の難色を示すのかも知れませんが、決してそういったレベルではないのでご安心を。また、「俺の空」なる久々のヘヴィーファンクチューンが収録されている事にもファンのニヤつきは止まらない事でしょう!
さらに初回限定盤がヨダレモノです!!!2枚組仕様になる、初回限定盤には、超名ライヴ盤「JOY」以来のライヴ盤とも言えるボーナス・ディスク「Joy 1.5」が付いてきます!!!!
「Joy 1.5」・・・今や入手困難の8cmシングル「おやすみロージー〜ANGEL BABYへのオマージュ〜」、「ENDLESS GAME」、「ターナーの汽罐車-Turner's Streamroller-」、「世界の果てまで」、「愛の灯〜STAND IN THE LIGHT」、「DREAMING GIRL」、「JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW」のそれぞれカップリング曲として発表されたライヴ・トラック7曲を、今回、新たにリマスタリングして収録した、リリースが待たれる「JOY2」への期待感をますます高めるであろう約30分にも及ぶライヴ集。かく言う私は、このカップリングのライブ音源欲しさに、当時8cmシングルを買っていたようなトコロもある程です!絶対に売り切れ必至な、初回限定盤を一刻も早く予約する事をオススメします!

    オマタツ!山下達郎ニューアルバム!

    商品ページへ

     山下達郎
    『Ray Of Hope』

    2011年08月10日発売

    2005年に発売された「SONORITE」から数えて6年ぶり!スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては、通算13作目のオリジナル・ニュー・アルバム!いやはや、このリリースペース。91年『ARTISAN』リリースから98年『COZY』リリースまで「セヴンイヤーズチョビット」(当時こんなキャッチフレーズだったような)そして05年『SONORITE』を、またまた7年ぶりにリリースし、今回は6年ぶり!!!!本当に待ってましたのニューアルバムです!それだけの年月を待った分以上の品質であることは、ココ最近のシングル『希望という名の光』『街物語』『僕らの夏の夢 / ミューズ』さらに『愛してるって言えなくたって』を聴けば、容易に想像がつくでしょう!!!しかし、このリリースペースにもかかわらず、それを感じさせないのは、山下達郎の作品が、時代や流行に捉われず、色褪せないモノだからなんですね。改めてそう思います。さてさて肝心のアルバム『Ray Of Hope』はと言うと。シングル曲の「愛してるって言えなくたって」(TBS系ドラマ日曜劇場『冬のサクラ』主題歌)、「ずっと一緒さ」(サンクスデイズ・プラチナCMソング、フジテレビ系月曜夜9時連続ドラマ『薔薇のない花屋』主題歌)、「僕らの夏の夢」(アニメーション映画『サマーウォーズ』主題歌)、「希望という名の光」(映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』主題歌)、「街物語」(TBS系ドラマ日曜劇場『新参者』主題歌)や、「HAPPY GATHERING DAY」(ケンタッキー40周年記念テーマソング)、「NEVER GROW OLD」『2010年 三ツ矢サイダー オールゼロ』CMソング)など、タイアップ曲を多数収録した作品に。既に耳馴染みのある楽曲も、たくさん詰まったうれしい内容です!インタビューでも触れた通り、全体的にストレートにポジティブなメッセージが届く作品になっています。「解り易い」と表現するとコアな達郎ファンは若干の難色を示すのかも知れませんが、決してそういったレベルではないのでご安心を。また、「俺の空」なる久々のヘヴィーファンクチューンが収録されている事にもファンのニヤつきは止まらない事でしょう!
    さらに初回限定盤がヨダレモノです!!!2枚組仕様になる、初回限定盤には、超名ライヴ盤「JOY」以来のライヴ盤とも言えるボーナス・ディスク「Joy 1.5」が付いてきます!!!!
    「Joy 1.5」・・・今や入手困難の8cmシングル「おやすみロージー〜ANGEL BABYへのオマージュ〜」、「ENDLESS GAME」、「ターナーの汽罐車-Turner's Streamroller-」、「世界の果てまで」、「愛の灯〜STAND IN THE LIGHT」、「DREAMING GIRL」、「JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW」のそれぞれカップリング曲として発表されたライヴ・トラック7曲を、今回、新たにリマスタリングして収録した、リリースが待たれる「JOY2」への期待感をますます高めるであろう約30分にも及ぶライヴ集。かく言う私は、このカップリングのライブ音源欲しさに、当時8cmシングルを買っていたようなトコロもある程です!絶対に売り切れ必至な、初回限定盤を一刻も早く予約する事をオススメします!

    [Disc-1]
    01. 希望という名の光(Prelude)
    02. NEVER GROW OLD
    [2010 年 三ツ矢サイダーオールゼロ CM ソング]
    03. 希望という名の光
    [映画「てぃだかんかん〜海とサンゴの小さな奇跡〜」主題歌]
    04. 街物語(NEW REMIX)
    [TBS 系ドラマ 日曜劇場「新参者」主題歌]

    05. プロポーズ
    06. 僕らの夏の夢
    [アニメーション映画「サマーウォーズ」主題歌]
    07. 俺の空
    08. ずっと一緒さ
    [サンクスデイズ・プラチナCM ソング]
    [フジテレビ系ドラマ「薔薇のない花屋」主題歌]

    09. HAPPY GATHERING DAY
    [ケンタッキー40周年記念テーマソング]
    10. いのちの最後のひとしずく
    11. MY MORNING PRAYER
    [日本テレビ「ZIP!」テーマソング]
    12. 愛してるって言えなくたって(NEW REMIX)
    [TBS 系ドラマ 日曜劇場「冬のサクラ」主題歌]

    13. バラ色の人生〜ラヴィアンローズ
    [TBS 系TV 全国ネット「ブロードキャスター」テーマソング]
    14. 希望という名の光(Postlude)

    [Disc-2]初回限定盤ボーナスディスク「Joy1.5」(秘蔵ライヴテイク集)
    1. 素敵な午後は
    [1985/2/24 @神奈川県民ホール]
    2. THE THEME FROM BIG WAVE
    [1985/2/24 @神奈川県民ホール]
    3. ONLY WITH YOU
    [1986/10/9 @郡山市民文化センター]
    4. 二人の夏
    [1994/5/2 @中野サンプラザ]
    5. こぬか雨
    [1994/5/2 @中野サンプラザ]
    6. 砂の女
    [1994/5/2 @中野サンプラザ]
    7. アトムの子
    [1992/3/15 @中野サンプラザ]

    山下達郎作品を聴く上で外せないLIVE音源!

    • 『IT’S A POPPIN TIME』
    • 殿堂の六本木ピットインで、超一流のミュージシャンをしたがえ、新曲・カヴァーを交えて繰り広げられた濃密ライヴ・レコーディング!
    • 『JOY-Tatsuro Yamashita Live
    • 全精力を傾けて、完璧なスタジオ作を提供してきた山下達郎。その姿勢はLIVEでも貫かれる!ライヴの熱気を伝えつつも、ライヴとは思えない完成度に驚嘆せよ!

    山下達郎作品を聴く上で外せない!
    季節の定番2タイトル!

    • 『BIG WAVE』
    • オリジナルとビーチ・ボーイズのカヴァー(一人多重録音)で構成された、全曲英語詞による独創的アルバム!夏はコレで決まりでしょ!
    • 『SEASON’S GREETINGS』
    • 「サイレント・ナイト」、「煙が目に染みる」、「ホワイト・クリスマス」などのクリスマス・ソングを自身の歌として最高のクオリティで仕上げた極上クリスマス・アルバム。