この「iModela」は、14年を経て登場するMDX-3の後継機。前後左右に動くドリル(リューターのビット)が3Dデータそのままに動き、カンタンに立体物を削りだしてくれます。
本体はかなりコンパクト。手のひらに載る大きさのアイテムが作れるようです。名刺サイズが限界かな?
立体プレートを作る際の元データはBMPでもJPEGでもAi(Illustrator)でもOK。これらのデータからベクターデータを作り、素材をカットします。
平面状のちっちゃなパーツ作りもOK。プラモ、ラジコンのカスタムに活躍するでしょう。ガンプラの意匠パーツも作れそう。
フィギュアなどの立体物を削り出すには3Dのモデリングデータが必要です。
使用しているモーターはミニ四駆の...つまりマブチモーターですね。ドリルの回転数が一定なのでしょう。ハイパワーなモーターに交換できるけど、仕上がるまでの時間は変わらなかったそうです。でもトルクが必要な、堅めの素材を削れるようになるかも? という夢は見らるかも。
原型を削りだして、そこから型作成。シリコンを流し込めば量産もカンタンに。もちろん原型をそのまま使った世界に1つだけのフィギュアを作るのもいいでしょう。
色のついた樹脂を重ねていく3Dプリンタとは違ってオーバーハング部の処理は不可能。そのため立体物の成型時はパーツを分割して削りださねばなりませんが、安い3Dプリンタは解像度が低いというデメリットが。型を作るなら「iModela」を選ぶしかないし、きっと長く愛用できるのではないでしょうか。
ああ、今から発売が楽しみです。普通に買える値段なら、立体マリオやソルバルウを作りたいっ!
(武者良太)