アノニマス、今度は軍事関連Eメールアカウント9万件をリークさせる

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    アノニマス、今度は軍事関連Eメールアカウント9万件をリークさせる

    信念Antisecの元、彼らの動きは止まりません!

    Booz Allen Hamiltonは、米国の大手コンサルティング会社であり、米国国防総省本部と多くビジネスを行っています。ということは、ここには多くの軍事関連のサーバがあるのですが、今回アノニマスの標的になったのはまさにそれ。サーバにハッキングをかけて、7月11日に情報がリークされました。

    7月11日、ミリタリーメルトダウンな月曜日と銘打ってリークされたのは、9万件の軍事関連機関の職員のアカウントログイン情報。その中には、米国中央軍(CENRCOM)海軍特殊部隊(SOCOM)海軍、空軍数種類の部隊、国土安全保障省、国務省等の職員のアカウントも含まれています。さらにはこれらのアカウントとのメールのやりとりの中には、元国家情報長官 やCIA上層部とのやりとりもふくまれているそうな。アノニマスはBooz Allenのサーバから約4GB程のソースコードを抜き取ることに成功。アノニマス曰く、Booz AllenがSWIFT(国際銀行間通信協会)の金融監視システムに一役かっていることも今回のアタックの動機の1つにあったとのこと。

    アノニマスからのリリースでは「Booz Allenのシステムでいろいろ見つけた後、他のサーバへもアクセスできそこでも関連したデータを見つけた。これから興味深いものは追加でリークしていきたい。政府関連の数機関に関する鍵や地図を見つけた、国と契約関係にある人や会社の情報も見つけた。これらの情報で、我々のブラックハットな友人はしばらく忙しくなることだろう。」と意味深なことを言っています。

    これらの情報を使ってさらに別箇所へのハッキングを広めるのか、もっと大きなリークを出すのか。さてどうなることやら。Booz Allenのセキュリティに対して、アノニマスは「ぶっちゃけ、ほとんど対策されてない状態だった」と言ってます。セキュリティ対策の甘さか、それともアノニマスに狙われると打つ手なしなのか。今後一体どんなことがリークされていくのでしょうか。アノニマスはAntisecムーブメントの名の下にどこまでその手を広げて行くのでしょうか。うぅむ。

    そうこ(Sam Biddle 米版