ついにアップルのiCloudの全貌がお披露目されました。
iCloudはワイヤレスでバックアップ、そしてワイヤレスでアプリや曲やドキュメント、本に写真に動画やカレンダーや連絡先を同期します。そして一番素敵なのが無料で使えるところ!
iCloudで注目すべき特徴・機能をいくつかご紹介しましょう。.
すべてのハブになる
クラウドへ、写真や動画や音楽、連絡先やその他のファイルを全てを、Macbook、デスクトップ、iPad、iPhone、iPod touchなど互換性のあるデバイスから保存することができます。
無料で使える
iCloudは無料です、しかも5GBまで。動画でも音楽でも写真でも本でも、クラウドに保存したいものは何でもクラウドにアップロードできて、クラウドから見ることができるようになります。
クラウドで何をするかはユーザーの自由です。
iTunesもクラウドへ
iTunes Music Storeで購入した楽曲は購入履歴を残して、さらに自動的にサービスから楽曲のコピーを生成し同期し再生します。(1つのアカウントで10個のデバイスまで登録可能)
iTunesから購入していない楽曲をマッチさせたい場合は、年間25ドルの「iTunes match」を利用する必要があります。
iTunes Matchは、ユーザーがCDリッピングしたデータ等をiTunesライブラリ全体からスキャンしてくれるサービス。(ただし日本での展開は不明...)
iTunesは5GBの容量制限に含まれないので、気にせず巨大な音楽ライブラリをクラウド上に置くことができます。
iOSとOS Xアプリの統合
Mobile Meにあった機能を見直し、クラウドアプリの機能として再出発、さらにiOSデバイスとコンピューター(Mac、PC)と密接に統合されました。
iPhone上から連絡先を更新したら、その連絡先はその他のアップルのデバイスのリストに追加されます。
もしiCalに新しい予定を追加したら、iPadやその他のデバイスでも同期し表示されるようになります。
さらに、全てのiCloudユーザーはプッシュ通知を受信するEメールアドレスを得ることができます。
フォトストリーミング機能
写真を撮ったら、すぐにiCloudへ。
iCloudからコンピューターやその他のiOSデバイスからも写真を見ることができるようになります。
ただし写真がアップルのサーバーに保管されるのは30日間まで。
アップルの端末の写真アプリケーションは「Photostream」と呼ばれる機能がつき、それは全ての写真サムネイルに表示されるものになるでしょう。
アプリの購入履歴
App Storeでアプリを購入するのは良いけど、なんだか使いづらかったですよね?
特に、もう一台の端末に再ダウンロード&インストールする時とか。
iCloudではアプリの購入履歴を1つのリストとして管理し、そして複数の端末からでもそのリストから直接ダウンロードしてインストールすることができるようになります。
iWorkの互換性
iWorkがiPhone対応し、今ではiWorkは全てのiOS端末で利用出来るようになりました。
文章を編集する「Pages」、表計算の「Numbers」、プレゼンテーションソフトの「Keynote 」のアプリは、編集中のドキュメントを自動的にコピーを生成し同期してくれるようになりました。
サードパーティのAPI
開発者向けに、iCloud Storage APIが提供されサードパーティーのアプリからも利用できるようになります。
iOSのアプリ、そしてOS XのAPIのドキュメントが保管されるようになり、Evernote上でプログラムできるような感じで、理論上はドキュメントがiCloud上に保管されるようになります。
毎日バックアップ
アプリの履歴、デバイスの設定、新しい写真、購入した音楽やアプリや本は、全てiCloudに自動的に同期されます。
iCloudはまだ利用できませんが、今年の秋に一般公開される予定です。
ああ、早く使いたい!!
Images Courtesy of MacLife
Adrian Covert(原文/mayumine)