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上海便、8月4日に再開 茨城空港 3年半ぶり運航

茨城空港を離陸する春秋空港の上海便=2019年3月、小美玉市与沢(県提供)
茨城空港を離陸する春秋空港の上海便=2019年3月、小美玉市与沢(県提供)


茨城県は10日、茨城空港(同県小美玉市)と中国・上海を結ぶ定期便の運航が8月4日に再開すると発表した。運航する中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空が決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で運休した2020年2月以来、約3年半ぶり。県はインバウンド(訪日客)の回復へ「追い風になる」と期待する。

定期便は日、月、木、金曜の週4往復となる。いずれも上海を午前8時10分に出発し、茨城空港へ正午に到着する。折り返し便は午後1時に出発し、上海には日、月、木曜は午後3時15分、金曜は同2時55分に着く。旅客機はエアバスA320(約180席)。

県空港対策課によると、同便は運休前、茨城空港からの日本人の利用者に限り短期滞在のビザ免除措置があった。今回の再開後はビザが必要となる。

上海便は連続チャーター便を経て、12年6月に週6便の定期便が就航。14年10月~16年10月には週8便が運航された。19年10月以降は週4便で運航されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、20年2月10日以降、運休が続いていた。

県は同社に対し、運休以降も継続的に運航再開を要請。今年1月から本格的に交渉を進めてきた。同社は当初、中国当局の海外への団体旅行の解禁を踏まえた再開方針を示していた。

今回の決定について、県は「同社が個人旅行客の夏の需要を見込んだ」とみている。今後は団体客解禁を見据え、運航再開前からの同県観光地の情報発信やプロモーションを継続し、インバウンド需要の取り込みを図る方針。

中国から茨城県を訪れた観光客は、最多だった16年度が2万9306人。コロナ禍直前の19年度は1万2437人で台湾、タイに次いで3番目に多かった。

茨城空港の国際線を巡っては、3月に台湾・台北との定期便が再開。4月には台湾・高雄との連続チャーター便も就航した。県国際観光課によると、県内主要観光地の4月の訪日客は、19年同月の約7割まで回復した。

一方、春秋航空が運航する茨城-西安の定期便と、中国の青島航空が運航する長春、南京、福州の連続チャーター便は、いずれも20年2月から運休しており、再開の見通しは立っていない。

県は「団体旅行客が解禁されれば、さらにコロナ禍前の水準に近づく。関係機関と誘客へ一層努めたい」としている。

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