小林西高校（宮崎県小林市細野）の調理科３年生が、実習で培った調理の腕をふるう「高校生の三ツ星レストラン」が７、８月の４日間、一般客相手に４年ぶりに開店する。新型コロナウイルス禍で過去３年は中止と保護者限定の開催だった。３年生は「経験できなかった先輩の分も、満足いく味を提供したい」と意気込む。

　６日、小林市の宮原義久市長ら約２０人を招いたプレオープンが同校であり、鶏肉にひき肉や野菜を詰めたバロティーヌやカレイのあんかけをメインとしたコース料理を提供。永久津中学校の中窪順一校長（５７）は「味もボリュームもあり、おいしかった。接遇も素晴らしかった」と評価した。

　配膳役を務めた高野瀬七海さんは「学外のお客さんから初めて『ありがとう』『おいしかった』と言ってもらい、自信になった。年配の人には、声が小さすぎたと思うので、本番ではもっと元気に接遇したい」と課題を見据えていた。

　レストラン営業日は７月２１、２２日と８月４、５日の午前１１時～午後２時。６０分間の３交代制で１日１８０人に対応（要事前予約）。代金は１２００円。同校＝０９８４（２２）５１５５（平日のみ）。