「立憲女子が日本を立て直す…」と辻元議員 政治のジェンダー平等推進へ、立民が「女性キャラバン」スタート

 2023/07/11 07:39
会見する辻元清美参院議員=10日、国会
会見する辻元清美参院議員=10日、国会
 立憲民主党は10日、女性議員を増やし政治分野のジェンダー(社会的性差)平等を推進する「全国女性キャラバン」をスタートした。次期衆院選を見据え、現職の国会議員や自治体議員らが女性候補が出馬する選挙区を重点的に回り、当選者を増やす狙い。候補者掘り起こしにもつなげる。

 立民は当選者の女性比率が13.5%だった2021年の衆院選を機に女性候補者支援チームを発足。新人女性が立候補しやすいよう貸付金導入の研修などに取り組んだ。22年参院選は参院議員38人のうち17人が女性となり比率は44.7%に伸びた。

 国会内で会見した辻元清美参院議員は「多様性を力に変え、社会の停滞解消や経済成長を目指す。立憲女子が日本と党を立て直す」と述べた。東京・有楽町であった出発式は都内の女性区議らが街頭演説した。

 党のジェンダー平等推進本部・女性候補者支援チーム幹事を務める鹿児島市出身の村田享子参院議員は「女性が立候補するハードルを下げるためサポートが必要。鹿児島も盛り上げたい」と話した。