馬毛島自衛隊基地着工から半年 かつての無人島に明かり灯る

 2023/07/10 22:59
馬毛島(奥)の周囲に浮かぶ船舶の灯火。手前は西之表港=10日午後8時すぎ、西之表市
馬毛島(奥)の周囲に浮かぶ船舶の灯火。手前は西之表港=10日午後8時すぎ、西之表市
 鹿児島県西之表市馬毛島の自衛隊基地整備は12日で着工から6カ月となる。港湾施設や仮設桟橋が造られる島東部の沖合には、作業台船や警戒業務に当たる小型船が停泊。10日は午後7時半の日没を過ぎると、各船が安全対策で明かりをともし、約40年前に無人島となった島影を浮かび上がらせた。

 馬毛島の基地整備に関する予算額は、環境調査や設計も含めて2012~23年度で計7680億円。政府はこのうち、港湾施設と仮設桟橋3本について22年度だけで少なくとも1240億円を契約している。

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