「安倍元首相の遺志を若い世代に伝えたい」…銃撃事件から1年、「悼む催し」に180人 鹿児島市

 2023/07/10 21:33
1年前に死亡した安倍晋三元首相を悼む参加者ら=9日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテル
1年前に死亡した安倍晋三元首相を悼む参加者ら=9日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテル
 2022年7月、参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を悼む催しが9日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルであった。約180人が集まり、安倍氏の功績や残した言葉を振り返り、憲法改正や安全保障体制の強化などの政策実現へ、誓いを新たにした。

 主催者代表として、日本会議鹿児島の村島定行会長(81)があいさつし、「安倍元首相は活力と希望に満ちた輝かしい日本に変えるために先頭に立って国民と歩んだ」とたたえた。

 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の市川健一さん(78)=鹿屋市=も登壇。「家族会が運動を始めた時、立ち上がってくれた、少数の国会議員の1人だった」と感謝し、「一刻も早く被害者を取り戻し、安倍元首相に喜びの報告をしたい」と願った。

 文芸評論家の小川榮太郎氏(56)=東京都=は「日本を取り戻す~安倍元総理の遺志を成し遂げるために」と題して講演。鹿児島市長田町の自営業武田弘さん(65)は「安倍元首相の遺志を、しっかりと若い世代に伝えていきたい」と話した。

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