米大リーグ・エンゼルスがパフォーマンスで使うかぶとを製造した鹿児島県薩摩川内市の丸武産業は１０日、市に同じモデル２点を寄贈した。大谷翔平選手らが本塁打を打ってかぶる姿が注目を集めており、市は催事で展示するなど活用する。

　田ノ上智隆社長（４３）が市役所を訪れ、「地元の活性化に貢献できればうれしい」と寄贈。試着した田中良二市長は「市内に世界的な伝統工芸品があることを広報していきたい」と笑顔だった。市によると、ふるさと納税返礼品になっている同じかぶとに、１０日時点で１７件の申し込みがある。

　同日午後には、市内で合宿に入ったバレーボールＶリーグ女子２部「ヴィクトリーナ姫路」の歓迎式に、早速かぶとがお目見え。選手たちは交代でかぶり、写真を撮って喜んだ。

　合宿はサンアリーナせんだいで１８日まで。一般公開の日時を市ホームページに掲載している。