アユ漁解禁直後の高尾野川で大量の死骸 原因調査へ水や個体回収

 2023/06/05 08:45
高尾野川で見つかった死んだアユ=3日、出水市高尾野町大久保
高尾野川で見つかった死んだアユ=3日、出水市高尾野町大久保
 鹿児島県出水市高尾野町大久保の高尾野川で3日、大量の小型アユの死骸が見つかった問題で、地元の高尾野内水面漁協は4日、一部の死骸や川の水を採取した。県環境技術協会に提出して調査を依頼する。

 漁協によると、3日と同じく水の濁りやコイなどほかの魚種の異常は見られなかった。県水産技術開発センター職員も原因調査のため死骸を回収した。

 高崎正風組合長(82)は「中流の約1.5キロの流域でアユが激減している。遊漁者が一番の楽しみの場所なのに」と肩を落とした。