機能性&価格も魅力! コンビニで気軽に買える“吸水ショーツ”が登場

2023.6.1
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、コンビニで広がる選択肢。愛用者が増えている吸水ショーツが、身近なコンビニで買えるように! 発売に至る背景を伺いました。

【ファミリーマート】クロッチ肌面 無漂白オーガニックコットン 吸水ショーツ くろ

Entame

肌へのやさしさを追求した、6層構造の吸水ショーツ。クロッチ部の肌面には、オーガニックコットン100%の無漂白・無染色の生地を使用し、快適なはき心地を叶えながら、多い日も安心できる40ccまでの吸水量で機能性も高い。羽根つきナプキンとの併用も可能。東京都内のファミリーマート約270店限定で発売中。M、Lの2サイズ展開。速乾性にすぐれた「クロッチ肌面 吸水速乾メッシュ素材 吸水ショーツ くろ」¥1,990も発売。

中身はコレ!
クロッチ面は生成りのオーガニックコットン。経血の量や色がわかりやすいので体調管理にも役立つ配慮が。

黒と白のシンプルなパッケージデザインも魅力。さらに外出先で急に必要になって購入するシーンを想定し、着用していたショーツを収納しても持ち運びが便利なジップ付き。¥1,990※東京都内の一部店舗にて発売(ファミリーマートお客様相談室 TEL:0120・079・188)

自由に生理用品が寄付できる専用ボックスの設置も!

Entame

ファミリーマート東京家政大学店では、無料で生理用品を利用できる「つながるナプキンBOX」と、自由に生理用品の寄付ができる専用ボックス「つながるナプキンPOST」を店舗トイレ内に設置。“生理の貧困”問題をひとりひとりが考え、アクションするきっかけに。

メーカー担当者に聞きました。商品の魅力を深掘り!

ファミリーマートで、女性にうれしいサービスが拡大中!
ファミリーマートのオリジナルブランド『コンビニエンスウェア』から、今年3月14日に吸水ショーツが発売。商品が誕生した経緯を、商品を担当する須貝健彦(ファミリーマート 日用品・雑誌部)さんと大谷萌(ファミリーマート メディア&プロモーション改革推進部)さんに伺った。

「2021年に創立40周年を迎えた際に、“『あなた』のうれしい”をはじめとする5つのキーワードを設けました。ちょうど世間では、経済的な理由で生理用品が買えない“生理の貧困”やフェムテックが社会的な課題として注目されていた頃。身近なコンビニで品質のいい吸水ショーツが買えたら、ファミマが女性にとって“うれしい場所”になれるのではと、企画がスタートしました」(大谷さん)

他のメーカーの商品を仕入れるのではなく、自社ブランドにこだわったのも、ものづくりへの想いがあったからこそだ。

「ソックスやTシャツの品質やデザインにこだわった自社ブランド『コンビニエンスウェア』より、吸収ショーツも発売しました。とはいえ、吸水ショーツはまったく新しいジャンル。通常の商品は、開発に短くて半年から8か月かかるところ、吸水ショーツの開発には2年ほどかかりました。買いやすい価格帯であることを大前提としながらも、機能面でも妥協した商品を作りたくなかったので、女性のニーズをヒアリングし、商品サンプルを社内の女性などに何度も試してもらって、フィードバックを反映するという試行錯誤の連続。数えきれないくらい試作を重ねました」(須貝さん)

吸水ショーツは2種を展開している。クロッチ肌面に吸水速乾メッシュ素材を使用したタイプと、無漂白のオーガニックコットンタイプを開発した。

「開発メンバーから、デリケートな部位だから肌に触れる部分は“体にやさしい素材”で作りたいという声が。そこで採用したのが、無漂白のオーガニックコットン。クロッチ部分は、黒の方が汚れは目立ちにくいのですが、あえて染めずに生成りのままだからこそ、日々の体調の変化を確認できるというメリットがあると考えました。もうひとつの速乾性にすぐれたタイプは、市場でも人気のタイプ。クロッチ部分からヒップ部分にかけて広めの速乾メッシュ素材でカバーしているので、寝転んだり横になったりしても安心して使えます。いずれも1000円台なので、価格面も魅力的だと思います。無漂白コットンでこの値段はうれしい、使ったことがないけど試してみたいなど、ポジティブな反応も寄せられています」(須貝さん)

ファミマで生理用品を無料で使えるクラウドシェルフも話題に。

「これからも女性の生活を快適にするサービスを拡大して、困ったときに頼りになる存在でありたいなと考えています」(大谷さん)

※『anan』2023年6月7日号より。取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)