Nissyこと西島隆弘（AAA）が、ソロアーティスト史上2人目となる全国6大ドームツアー『Nissy Entertainment 4th LIVE 〜DOME TOUR〜』のファイナル公演を25日、地元の北海道・札幌ドーム公演で行い、自身最大規模となる約45万人動員ツアーを完遂した。

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　昨年5月にリリースしたアルバム『HOCUS POCUS 3』を携え、ステージ、衣装、映像、総合演出をNissyがトータルプロデュース。約4年ぶりに“Nissy Entertainment”を存分に楽しめる本ツアーは、2022年10月の埼玉・ベルーナドームでの公演を皮切り、11月に愛知・バンテリンドーム、12月に福岡・PayPayドーム、今年2月に大阪・京セラドーム大阪と東京ドーム、そしてこの日、札幌ドームでファイナルを迎え、全公演ソールドアウトの快挙を達成した。

　エネルギー反応が札幌ドームへ接近中」といったアラートが流れると、満員の観客が持つペンライトが赤色一色となり、カウントダウン開始。ステージいっぱいに広がるLEDビジョンが開くとNissyが登場し、「Do Do」からスタートした。

　続く「Trippin」では、ムービングステージ上で激しいダンスパフォーマンスを繰り広げ、ファイヤーボールやキャノン砲の特効を連発。「Relax & Chill」では「やっと会えたね」というNissyの言葉に、ファンは感激した。

　まばゆい光が会場を照らした「君に触れた時から」では、センターステージ上に佇むNissyの背後に、噴水に映し出された鯨が出現しMVの世界観へといざなう。切ない視線を投げかけながら「Don’t Stop The Rain」ではダンサーと舞い、「Say Yes」では青い炎の特効演出と共に洗練されたダンスパフォーマンスで魅せた。

　スクリーンに「Nissy Entertainmentのオールナイトニッシー」と映し出されると、ダンサーのkazuki（s**t kingz）とShow-hey（RADIO FISH）と共にラジオコーナーを展開。軽妙なトークで笑いを誘うと、チョコレートプラネットとのコントにも挑戦。外出自粛期間中に励まされたと話す「静かにしろ！」のネタを披露すると、会場に笑顔があふれた。

　本ツアーは年をまたいで行われたため、2022年の干支のトラの着ぐるみに、2023年のウサギの耳をつけたNissyが現地のダンサーを引き連れ、「DANCE DANCE DANCE」で壮大なラインダンスを披露。「The Eternal Live」ではダンサーと共に、アクロバットなダンスでも魅了した。

　地元・札幌でのライブとあり、「ただいまー！」と叫び、会場が温かい拍手に包まれると、感極まったNissyは涙をぐっとこらえた。「みなさんの人生の中で１度しかない今日この日、この時間の中で、僕のエンターテイメントを選んでくれて本当にありがとうございます」と何度も頭を下げて感謝。「僕にできること」を歌うと、「またこの環境でいつ会えるかわからないけど、この景色を見てください。そしてこの時間、ここでしか聞けない声を共有してください」と想いを伝えた。

　クライマックスでは、LEDで装飾された衣装をまとったダンサーを引き連れた「Get You Back」で圧倒すると、「The Days」「トリコ」で会場が一体となって踊り、本編ラストの「NA」では、銀テープに花火に噴水と、特効演出で爆上げした。

　アンコールでは『Nissy Entertainment 2nd LIVE』以来となる気球に乗って登場。スタンドの観客にも「やっと近くに来れたね！」と言葉をかけながら「まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL」「ハプニング」「Girl I Need」を届けた。

　そして、8月6日にソロ活動10周年を迎えるNissyは、初のファンクラブ「Nissy Entertainment Park」イベント『10th Anniversary LIVE VIEWING TOUR 2023-Nissy Meets You-』の開催をサプライズ発表。『Nissy Entertainment 4th LIVE〜DOME TOUR〜』の映像を大画面・大音量で楽しめるライブビューイングと、その後、Nissyが握手で参加者を見送るイベントとなる。

　Nissyは「ホールツアー規模で全国20都市以上、みなさんにありがとうを一人ひとり人伝えに行きます！」と伝えると、「みなさんと近い距離で接するのは、Nissyとしてはこの10年間で一度もなかったことだから、本当に初めてのことです。楽しみだね」とにっこり。札幌ドームが歓喜に沸いた。