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物価上昇が続く中、最低賃金を再び改定するよう求める声が上がり始めた。最低賃金を僅かに上回る水準の賃金で働く人たちの生活苦が深刻になっているからだ。最低賃金は使用者が支払わなければならない賃金の最低額で、通常は年に1回、10月ごろに改定される。だが、実は年1回と決まっているわけではなく、直近の改定から1年が経過する前の「再改定」は可能だという。
「電気代・ガス代どうにかしろ」「最低賃金¥1500」。ピンク色の横断幕やボードを掲げた若者たちが2月26日、東京・渋谷の繁華街を練り歩いた。最低賃金の引き上げを求めるデモ行進だ。学生や非正規雇用労働者など約100人が参加した。
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