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ヘアグリースは、ツヤ感のあるヘアスタイルに適したスタイリング剤です。キープ力のあるハードタイプは、七三やオールバックなどのカチッとしたセットに対応できます。その一方でソフトタイプは、パーマヘアなど自然な動きのある髪型にウエット感を与えるのにも使えます。その上、シャンプーで落としやすい点も人気の秘訣と言えるでしょう。
以前は個性的な香りがついている製品が多かったのも事実ですが、最近では大人の男性がビジネスシーンで使えるさわやかで落ち着いた香りのタイプも増えています。
ここではヘアグリースの魅力や特徴を解説した上で、ヘアグリースの使い方や選び方を詳しく説明します。さらに、Amazonで購入できるおすすめのメンズ向け人気ヘアグリースも紹介します。
ヘアグリースとは?
ツヤ感が出せて、洗い流しやすいスタイリング剤
ヘアグリースは、ツヤ感のあるスタイリングが得意な整髪料です。水分を多く含むため濡れ感のあるセットがしやすく、それでいてカチッと固まらないものが多いので、スタイリングにあまり手間がかかりません。
また、水溶性なのでシャンプーで落としやすく、ワックスやヘアオイルのように2度洗いをする必要がほぼない点も人気の秘訣となっています。
ヘアジェル・ワックス・ポマードとの違い
グリースとヘアジェルとの違いはセット力です。ヘアジェルはカチッと固まりますが、グリースはジェルのようには固まりません。ある程度動くスタイリングができて、セットした後も調整できるのがグリースの利点の一つ。
ヘアワックスとの大きな違いは、ワックスが油分を含むことです。そのため、シャンプーで落としづらく2度洗いが必要になることが多くなります。セット力やツヤ感については、製品によって異なります。
ポマードとは似ていて、水溶性ポマードとグリースは基本的に同じものと考えて問題ないでしょう。油性ポマードの場合は、成分が異なり使用感も異なります。
ヘアグリースの使い方
水溶性のヘアグリースは、やや塗れた髪によくなじみます。そのため、ドライヤーを軽くかけた後か、タオルドライの後の髪につけるのがおすすめです。
ヘアグリースを使う手順
- 髪をタオルドライ or ドライヤーで軽めに乾かす
- 適量のグリースを手の平に伸ばして髪になじませる
- スタイリングをする(コームの使用もOK)
スタイリングは手で構いませんが、コームを使うことで七三分けやツーブロックなどのスタイリングがしやすくなります。またパーマヘアの場合は、毛先にも指でつけて動きや束感を演出していくことで、濡れ感のあるパーマスタイルがつくれるでしょう。
ヘアグリースの選び方
七三やオールバックにはハードタイプがおすすめ
ハードタイプは、ヘアグリースの基本と呼べる存在です。七三やツーブロック、オールバックなど、流行のバーバースタイルのスタイリングにも適しています。
ハードタイプと言ってもカチカチに固めるヘアジェルとは違って、ある程度の調整ができます。重みのあるテクスチャーで髪をしっかり抑えられるので、毛量が多い人にもおすすめです。
動きのあるスタイリングにはソフトタイプを
ソフトタイプのグリースには、セット力があまりありません。そのため、髪の毛に流れをつけたかったり、ツヤ感を与えたかったりするときに使います。
よって、猫っ毛で髪がペタッとしやすい人やパーマをかけている人などに向いています。なので、グリースを使って髪にツヤ感を与えながら、ナチュラルに整えることを目指しましょう。
香りに注目して選ぶのもアリ
ヘアグリースはヘアジェルやヘアワックスに比べると、しっかりと香りがついている製品が多めです。中には、バナナなど特徴的な香りのものもあるので、しっかりチェックすることをおすすめします。
香りの確認には、Amazonなどの通販サイトの口コミも確認しましょう。普段、香水などをつけている人は、香りの強すぎないものを選ぶとよいでしょう。
おすすめのメンズ向けヘアグリース10選
阪本高生堂のクールグリース「G」は、日本で最も有名なグリースといって過言ではない製品です。ハードタイプとしてはセット力が弱く、髪が細い人や女性でも使いやすいのが特徴です。
そのまま使うのが基本ですが、セット力が物足りない人は手持ちのワックスと混ぜて使うのもおすすめ。髪にきれいなツヤ感を与えてくれます。
- タイプ:ハードタイプ
赤いパッケージが目印の、このクールグリース「R」はブルーの「G」よりもセット力、ツヤ感ともに強いとされる製品です。髪が柔らかい人なら、七三やツーブロックなどのスタイリングにも十分使えるでしょう。
ほどよいセット力で、さまざまな髪質や髪型に使えます。髪が普通~硬めの人なら、まずはこの製品からグリースを試してみるとよいかもしれません。こちらもワックスと混ぜて使えます。
- タイプ:ハードタイプ
サロン用のスタイリング剤として、多くの美容師から支持されているアリミノの製品。最近は通販でも購入しやすくなったことで、Amazonなどでも人気を集めています。
この「フリーズキープ グリース 」は男性にとって使いやすいセット力と、自然な仕上がりを実現しています。チューブタイプでサッと手に取れるのもよいところで、伸びがよいので少ない量でセットできます。
- タイプ:ハードタイプ
ファイバーヘアワックスの老舗、中野製薬のグリースです。ファイバー成分が入っていて伸びがよく、少しの量でスタイリングできます。毛束感や動きの表現が得意なので、パーマヘアのセットにもおすすめです。
香りはさわやかな柑橘系で、洗い流すのも簡単です。ハードグリースながらホールド力はほどほどなので、カチッと決めるよりは緩めのスタイリングに合うでしょう。乾燥や紫外線から髪を守るヘアケア成分が含まれています。
- タイプ:ハードタイプ
ドラッグストアでも手軽に購入できる、ギャツビーのグリースです。他の製品と比べると、価格が安いものの評判がよく、ほどよいセット力とツヤ感で幅広い髪型に使えます。
パーマヘアのセットの他、カチッとしたスタイルにもセット可能。また、同じギャツビーのワックス「ムービングラバー」と混ぜて使用することで、幅広い使い方をするという楽しみ方もあるようです。
- タイプ:ハードタイプ
阪本高生堂のグリースで、最強のセット力がある製品です。ツヤ感も強く、リーゼントとオールバックなどのバーバースタイルにもバッチリ使えます。
とにかくセット力が強力なので、髪が固かったり短かかったりする人でも思いどおりのスタイリングができるでしょう。それでいてシャワーで洗い流しやすいのが、「ハードグリースならではの利点」と言えるでしょう。
- タイプ:ハードタイプ
ヘアサロン向けアイテムを販売しているイリヤコスメティクス。「スパイキーグリークス」シリーズは、ツヤとセット力が異なるグリースが7種類あります。ですが、この「31」は強力のセット力と自然なツヤが特徴です。
スーパーハードな仕上がりながらテカテカに光らず、しかも爽やかな柑橘の香りなのでビジネスシーンにも合います。ジャムのような瓶の容器も、スタイリッシュで好印象です。
- タイプ:ハードタイプ
ヘアオイルが大人気のナプラ。「N.homme(エヌドット オム)」は男性向けのシリーズで、柑橘系の香りです。スタイリングのしやすさと、洗い落としのしやすさを両立させています。
ゼリーのようなテクスチャーで、ふわっとしたスタイリングを得意とします。スパイラルパーマなどに、繊細な束感を与えるのにも向いています。今までのグリースとは使用感が異なるので、今までグリースが合わなかった人にも試してもらいたいアイテムです。
- タイプ:ソフトタイプ
大人男子のためのヘアアイテムを目指す「GRAPT(グラプト)」は、ビジネスシーンで使える香りにこだわっています。このヘアグリースはグアバとパッションフルーツが最初に香り、徐々に落ち着いたウッディの香りに変わります。多くの人に好感を持たれるでしょう。
ソフトタイプなのでセット力は弱め。髪の流れを整え、ツヤを与える使い方が正解です。毛髪保護成分の他に、消臭効果のあるカキタンニンを含んでいる点もポイントです。
- タイプ:ソフトタイプ
阪本高生堂にはさまざまなグリースがありますが、最もセット力が弱い製品が黄色いパッケージのファイバーグリースです。
セットをキープする力はほぼ期待できませんが、髪にほどよいツヤを与え、流れを演出してくれます。ウェーブをきれいに見せたいパーマヘアや、重たくなりすぎると困るロングヘアの人でも使いやすいでしょう。
- タイプ:ソフトタイプ
まとめ
ヘアグリースは、ジェルと違ってセットした後に調整がしやすく、それでいてきちんとした印象にスタイリングできます。また、ソフトタイプであればヘアオイルのような使い方ができるのが特徴です。
水溶性であることからシャワーで落としやすく、基本的にシャンプーで2度洗いする必要がないため、使い勝手に優れています。ここで紹介したヘアグリースはどれも評判のよい製品です。ぜひ気になった製品を購入し、毎日のへアスタリングに役立ててください。