Twitterで「#CuteOff」というハッシュタグが話題になったことがある。キュートな生きものの写真に付けられていたが、これらの愛すべき生き物たちは、必ずしも大きな目やふさふさな体毛を持っているわけではない。そこで、ナショナル ジオグラフィックが選んだ、驚くほどかわいい10匹を紹介しよう。
文＝Rachel A. Becker／写真構成＝Nicole Werbeck／訳＝堀込泰三
ギャラリー：キモい？ かわいい？ な愛すべき生きものたち 10点
小さなアカフチリュウグウウミウシは、既知のウミウシ3000種のうちの1つ。ド派手な色彩は、食べ物から来ている。（参考記事：「ウミウシ フォトギャラリー」）（PHOTOGRAPH BY DAVID DOUBILET, NATIONAL GEOGRAPHIC）
恐ろしい風貌のクスノキカラスアゲハの幼虫。こうすれば、鳥のエサにならずに済む。ニセの目を持つ擬態により、鳥からはヘビかカエルのように見えるのだ。（参考記事：「華麗なる擬態の世界」）（PHOTOGRAPH BY DARLENE A. MURAWSKI, NATIONAL GEOGRAPHIC）
このかわいいライマンナガクビガメ（Chelodina reimanni）は、1990年に初めて新種記載された。インドネシアやパプアニューギニアの人里離れた川で泳ぐのを好む。（参考記事：「【壁紙】ライマンナガクビガメ」）（PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC）
1歳のナイルワニと、好物のカエル。カエルの危機とワニの食事の絶妙なバランスをとらえた1枚だ。（参考記事：「ワニに乗ったアライグマ、写真は本物？」）（PHOTOGRAPH BY JONATHAN BLAIR, NATIONAL GEOGRAPHIC）
アマゾン流域のエクアドルにあるティプティニ生物多様性ステーションで撮影されたカミキリムシ。6本足ほどキュートなものはない。（参考記事：「テナガカミキリは豪華飛行船だった」）（PHOTOGRAPH BY DAVID LITTSCHWAGER, NATIONAL GEOGRAPHIC）
ヘリコニアの葉の裏で、集団でねぐらにつくシロヘラコウモリ（Ectophylla alba）。コスタリカ、ブラウリオカリージョ国立公園で撮影。（参考記事：「世界で唯一の白いコウモリ」）（PHOTOGRAPH BY KONRAD WOTHE, MINDEN PICTURES）
撮影お断り？ エクアドルにあるティプティニ生物多様性ステーションで撮影されたチズアマガエル。この小さな木の住人は、夜行性である。（参考記事：「おなかの中まで見えてます、半透明のカエルたち」）（PHOTOGRAPH BY DAVID LITTSCHWAGER, NATIONAL GEOGRAPHIC）
目と耳が大きく、毛がふさふさしたメガネザル。ゴキブリを食べているところでも、やっぱりかわいい。（参考記事：「「ゴキブリを食べるメガネザル」撮影秘話」）（PHOTOGRAPH BY TIM LAMAN, NATIONAL GEOGRAPHIC）
カリブ海で砂の隠れ家に身を隠すアナゴ科の一種（Ariosoma balearicum）。大きな目でこちらをのぞいている。（参考記事：「ジュース缶からのぞくミジンベニハゼ」）（PHOTOGRAPH BY DAVID DOUBILET, NATIONAL GEOGRAPHIC）
球状の触手を持つイソギンチャクの我が家でくつろぐスパインチークアネモネフィッシュ（Prenas biaculeatus）。東インド洋および西太平洋のサンゴ礁に生息する。（参考記事：「クマノミ 人気者の宿命」）（PHOTOGRAPH BY DAVID DOUBILET, NATIONAL GEOGRAPHIC）
