webエンジニアの「業務委託単価表」が公開

Resource株式会社は、3,000の実績データをもとにwebエンジニアの業務委託単価表を公開したと発表した。

■提供背景

現在の単価が適正単価なのか、次の単価レンジに行くにはどうすれば良いか、開発発注プラットフォーム「ISSUE」の実績を使い調査したとのことだ。

2022年11月ではISSUE上に1,800人以上のユーザーデータと2,000以上の単価診断結果があるという。またISSUEではクラウドソーシング形式で企業とマッチングすることにより、報酬を獲得することができる。その際の契約時給単価を今回の相場作成の参考にしているとのことだ。
出典元:プレスリリース
・1,000〜2,000円
インターン・アルバイトレベル。プログラミングを始めたての学生や勉強中の人が対象になる。実務経験としては0〜1年ほどの人が当てはまる。プログラミングの概念を学んでいる段階なので、外部APIなどの公式ドキュメントを理解するのが難しい場合もある。

・2,000〜3,000円
インターン・初学者フリーランスレベル。1〜2年の経験を積みオブジェクト志向を理解し始める。この頃になるとコーディングに不安定さはあるものの公式ドキュメントもしっかり理解できるようになる。またチーム開発を学んでいれば、サポートはありながらも中規模以上の開発でも活躍し始める。マネージャーが切ったタスクを理解して自走して開発することができる。

・3,000〜4,000円
ミドルクラスのエンジニア。オブジェクト指向を理解しており、1つ以上の言語・アーキテクチャを理解している。チーム開発では自走して開発でき最もプロダクトに対するコーディングでのコントリビューションが多い層にもなり得る。切られたタスクへの実装改善提案もできる。初学者エンジニアのサポートも可能。

・4,000〜5,000円
エンジニアとして成熟し始めるレベル。経験年数としては3〜5年の人が多く、独立や転職市場で金額とスキルがマッチしやすく需要が高い層になる。得意領域の実装においてはベストプラクティスな実装ができる。パフォーマンスなど運用目線での実装ができるだけでなく、小規模プロジェクト(〜100万円)のマネジメントもできる。複数のアーキテクチャを理解し、技術選定も可能だ。

・5,000〜6,000円
テックリードレベル。技術だけではなくビジネスロジックを理解しながら実装できる。また軸となる特定の領域を持ちつつ、複数領域への知見もある。10〜20人規模の開発組織でのテックリード経験などもあり、開発組織の文化を作ることもできる。実務経験は5年〜の目安があるが、有名企業での就業経験や大規模サービスの開発経験、マネジメント経験などある程度の経歴が求められる。

・6,000〜7,000円
シニアクラス、マネージャーレベル。技術力は成熟しており、中規模以上(1,000万円〜)のプロダクト開発経験、大規模トラフィックサービスの開発経験、メガベンチャーや有名企業での就業経験があるケースが多い。システム構築においては専門領域はありつつも全レイヤーの理解がある。数十人規模の開発組織のマネジメントもできるレベル。

・7,000円〜
スペシャリスト、数十人規模の開発組織のCTO経験者などが当てはまる。AIや特定領域での専門性の高さが評価される場合とマネジメントなど経験豊富なジェネラリスト層で分かれている。

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