【岩田康誠の熱血!!競馬道】復調ビーアストニッシド一変だ チャレンジC

スポーツ報知
岩田康誠が騎乗し、坂路をダイナミックに駆け上がるビーアストニッシド

 今週(12月3、4日)は土、日ともに阪神で騎乗します。土曜メインのチャレンジCはビーアストニッシドです。神戸新聞杯9着、菊花賞13着に続いて秋3戦目になりますが、適距離より長い舞台でのチャレンジだったとはいえ、正直、春の良かった頃に比べると物足りなさもありました。

 ただ、今回は戻っています。特に馬体。首のあたりを中心にした筋肉の張りはパンプアップしたように感じます。それに伴うように、坂路での走りからも復調気配が伝わってきます。実際に先週(11月23日)も51秒3と時計が出ていますし、今週(11月30日)もラスト1ハロンを12秒2(全体は54秒2)でまとめていますからね。相変わらず、気性的にうるさい面はありますが、それは織り込み済み。距離が2000メートルになるのもプラスに働くはずです。昨年の京都2歳Sで2着に入った舞台でもありますし、本来の走りで復活へと導くつもりです。

 ギャラクシーS(日曜11R)のスマートダンディーは実績的に当然、短距離ダートでチャンスがありそう。あと、日曜5Rでコンビを組む新馬のラムケイ(牝、父アメリカンペイトリオット)は時計こそ地味ですが、感触のいい馬で、初戦から楽しみにしています。

    (JRA騎手)

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