スターラックス航空、エアバスA350-900型機を初受領 来年4月にロサンゼルス線開設へ

スターラックス航空は、エアバスA350-900型機の初号機(機体記号:B-58501)を現地時間10月28日に受領した。

フランス・トゥールーズで開かれた受領式典には、張國煒会長、翟健華最高経営責任者(CEO)などが出席した。デリバリーフライトはトゥールーズを同日午後7時に出発し、張國煒会長が自ら操縦して、10月29日午後3時半にも台北の桃園国際空港に到着する見通し。張國煒会長は、6月から準備を進め、10月初旬にシンガポールで、エアバスA350型機の操縦資格を取得した。

スターラックス航空は、2018年のファンボローエアショーで、エアバスA350-1000型機12機と、エアバスA350-900型機5機の計17機を発注していた。当初の計画では2021年後半にも受領を予定していた。これにより、スターラックス航空の運航機材は、エアバスA321neo、エアバスA330neo、エアバスA350型機の3機種となる。

エアバスA350-900型機には、ファーストクラス4席、ビジネスクラス26席、プレミアムエコノミークラス36席、エコノミークラス240席の計306席を配置している。ファーストクラスとビジネスクラスにはドアを設置している。台湾の航空会社として初めてとなるファーストクラスを設置している。内装はBMWグループ傘下のDesignworksが手掛けた。

12月には2号機を受領する予定で、乗務員訓練の後、2023年1月に慣熟飛行を終え、東南アジア路線に投入を予定している。2023年4月にはロサンゼルスへの就航を予定している。

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