相鉄・東急直通線、運賃最大110円加算へ 設備投資費に充当

相鉄・東急直通線 新横浜

国土交通省関東運輸局は10月21日、2023年3月に開業予定の相鉄・東急直通線の加算運賃額について、相模鉄道(相鉄)と東急電鉄からの申請を認可した。羽沢横浜国大駅~新横浜駅間は40円、新横浜〜新綱島駅間は70円が基本運賃に加算される。

定期運賃(1か月)については、羽沢横浜国大駅~新横浜駅間は通勤1,520円、通学580円、羽沢横浜国大駅~新横浜駅間は通勤2,620円、通学970円の加算となる。加算額は新線建設などにかかった設備投資費用に充当する。

相鉄・東急直通線は、相鉄・JR線の羽沢横浜国大駅から新横浜駅を経由し、東急線の日吉駅までの10キロをつなぐ新たな路線。羽沢横浜国大〜新横浜駅間は相模鉄道の相鉄新横浜線、新横浜〜日吉駅間は東急電鉄の東急新横浜線となる。開業後は東急線と直通運転を行っている東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線も相鉄線に乗り入れるようになり、7社局14路線が結ばれる。主要駅間の所要時間は、大和〜新横浜駅間が約19分、湘南台〜新横浜駅間が約23分、新横浜〜渋谷駅間が約30分となる見込み。