2022年5月25日の記事を編集して再掲載しています。
実際はもっと成長していてもおかしくない。
市場調査・解析企業のCanalysが、2022年第1四半期の北米スマートフォン事情をレポートにまとめて公開しています。それによると、スマホ出荷台数はもちろん年々伸びているのですが、注目したいのはGoogle(グーグル)印のスマートフォン。Pixelがいかに勢力を拡大しているかがわかります。
現在は業界5位だけど今後は?
2022年第1四半期の北米スマホ出荷数は、昨年同時期と比べ3.7%アップして3900万台。市場シェアではApple(アップル)が51%とトップで、2位がSamsung(サムスン)、以下Motorola(モトローラ)、TCL、グーグルと続きます。
注目すべきはシェア5位のグーグルの勢い。2021年同時期の出荷台数20万台から激増し、今年は120万台。市場シェアも3倍となり全体の3%に。たったの3%?と思うかもしれませんが、シェア年間成長率は380%にもなり、他社と比較にならないほど圧倒的なのです(他社の成長率はアップルが19%、サムスンが1%、TCLがマイナス21%)。
成長理由はもちろんPixel 6が好評だったから。フラッグシップ端末なのに抑えた価格、新しくなった帯カメラデザイン、ナイト撮影の圧倒的キレイさと、ほぼ非の打ちどころがない端末ですからね。グーグル的には、世界的半導体不足の影響がなければもっと売れていたと考えているようですが、まったく同意見です。
先日のGoogle I/OではPixel 7とPixel 6aが発表され、今後も市場シェアはますます伸びると思われます。いや、伸びないはずがない! 1年後には、北米市場のスマホシェアでグーグルが一気に3割くらい持っていっても驚かないですね。