福井県は8月13日、10月1日に開館する県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)の開館50日前イベント「朝倉氏 新たな歴史の幕あけ」を同市のハピリンホールで開き、同館の愛称が「あさみゅー」に決まったと発表した。歴史好き芸人によるトークショーや、福井ゆかりの音楽家らによる演奏などを繰り広げ、開館に向けた機運を盛り上げた。
愛称募集には県内外から1415件の応募があり、朝倉氏の「あさ」とミュージアムの「みゅー」を合わせた「あさみゅー」に決まった。イベントの中で表彰式があり、応募した4人を代表して福井市和田小3年の加藤拓也君(9)が、表彰状を受け取った。
トークショーには、ロバートの山本博さん、はんにゃの金田哲さんらによる歴史好きユニット「ロクモンジャー」の4人が登場。前日に開館前の博物館や遺跡を4時間半かけてじっくり見学したという4人は、「一乗谷の広さに驚き、当時の大都会だったと分かった」「(博物館にある)城下町の巨大ジオラマが細かくて楽しかった」と感想を話した。
県から「一乗谷朝倉氏遺跡名誉お屋形さま」に委嘱されている落語家の春風亭昇太さんによる博物館の見どころ紹介の映像も上映され、開館を待ち望む歴史ファンら約80人は期待に胸を膨らませていた。