子育て協力「お父さんペンギン」に感謝 下田海中水族館でショー

 下田市の下田海中水族館は19日、父の日に合わせ、「お父さんペンギンありがとう」と題したショーを開いた。3月にひなが生まれ、協力して子育てするフンボルトペンギンの生態を飼育員が紹介した。

家族連れの前を行進するペンギン=下田市の下田海中水族館
家族連れの前を行進するペンギン=下田市の下田海中水族館

 飼育員の柏倉瑞恵さん(29)が通常のショーに先駆け、雄ブーネーの日常を解説。雌ヨンチャンと共にひなの誕生前は交代で卵を温め、生まれてからは食べた魚を胃の中で消化してからはき出して与えていると説明した。
 小田原市から家族で訪れた公務員松江大輔さん(40)は「ペンギンを見習い、今まで以上に子育てにまい進したい」と触発された様子だった。
 ペンギンたちは柏倉さんの指示を受け、一列に並んでぺたぺたと行進して愛嬌(あいきょう)を振りまき、大勢の来場者から熱視線を浴びた。柏倉さんは「きょうはお父さんたちがペンギンに癒やされて、また仕事を頑張ってもらいたい」と話した。
 

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