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広島マリーナホップが解体 2025年に多目的サーキット整備へ

多目的サーキット施設を整備する「ひろしまモビリティゲート(仮称)」

多目的サーキット施設を整備する「ひろしまモビリティゲート(仮称)」

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 広島市西区の商業施設「広島マリーナホップ」(広島市西区観音新町4)が2025年3月をめどに解体される。

多目的サーキット施設の整備イメージ

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 広島マリーナホップなどが立地する同所は、マリーナおよびマリン・リゾート用地として埋め立てられた土地で、瀬戸内海最大規模という海洋性レジャー基地である広島観音マリーナに面している。西側に隣接する広島西飛行場跡は新たな産業ゾーンや多目的スポーツ広場の整備など、再開発に向けた計画が進んでいる。敷地面積は約11ヘクタール。

 2001(平成13)年1月には、広島県が観光名所創出を目的とする広島FMP(フェスティバル・マーケット・プレイス)開発基本構想を策定。2005(平成17)年3月から、広島マリーナホップとして供用を開始し現在に至るが、賃貸借契約が終わる2025年3月以降の活用策にマリーナホップの継続案は選ばれなかった。

 採用されたのは、レーシングチームを運営するトムス(東京都世田谷区)と広島トヨペット(西区観音町)が多目的サーキット施設を整備する「ひろしまモビリティゲート(仮称)」。アジア圏随一の「モビリティ・エンターテインメントの聖地」をコンセプトに据え、屋内でのEVカートレースや球体スクリーンによるVRコンテンツ、フォーミュラーカレッジといったモビリティを中心とした体験ができるほか、カーディーラーや飲食店の導入、アウトドアアクティビティが楽しめる緑地の設置や野外イベントの開催を予定する。国内外から観光客を呼び込むとともに、MaaSや次世代モビリティの実証実験など、最先端のモビリティ研究にも活用する。

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