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ドコモ、14日の通信障害についてきょう午後2時から会見 副社長らが説明

» 2021年10月15日 12時23分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 10月14日午後5時ごろから発生していたNTTドコモの通信障害について、同社は15日午後2時からオンライン記者会見を開くと発表した。会見には田村穂積副社長と小林宏ネットワーク本部長、引馬章裕サービス運営部長が出席予定。

 この障害は14日午後5時ごろから発生。全国のエリアでドコモの通信回線を使うユーザーから、「データ通信が使えず圏外になる」や、「音声通話が使えない」などの報告が上がっており、Twitterでは通信障害に関するキーワードがトレンド入りしていた。

 同社は、午後7時57分に障害の復旧を発表したが、アクセス集中による輻輳(ふくそう)が発生し、長時間にわたって通信が不安定な状態が続いた。その後15日午前5時5分ごろに、4G/5G回線の完全復旧を発表。一方で、3G回線の復旧作業は引き続き対応中となっている(午前11時50分時点)。

 同社は障害の原因について「ネットワーク工事の切り戻しに伴う信号量増大によるネットワーク輻輳」と説明。IoTサービスで使用する位置情報サーバの切り替え工事を実施していた際に、工事自体がうまくいかず「切り戻し」という元の状態に戻した結果、IoT機器から大量の信号が送られネットワークに負荷が発生。ネットワークの保護機能が働いたという。

 ドコモは同日14時から予定通り会見を開き、同社の田村穂積副社長が「大変ご迷惑をおかけし、深く反省している」と謝罪した。

【追記:2021年10月15日午後15時55分 会見について追記しました】 (編集済み)



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