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ヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)1985年式 レストア記

2021年JAF全日本ジムカーナ選手権 第5戦 北海道オールジャパンジムカーナ 北の大地をコペンで駆け抜ける!

2021.07.09

こんにちは!
とのむらゆういちです。
この参戦記を書いているのは、2021年6月28日 月曜日 お昼の12時を少し過ぎたところです。
書いている場所は、小樽→舞鶴のフェリー「あかしあ」の中です。
乗船時間が22時間もありますので、その時間を利用して参戦記を執筆しています。

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なので、今回は掲載が早めです(笑)
感覚がフレッシュなうちに参戦記行って見ましょう!

コペンで関西から北海道の大会に参戦するには

① コペンと共に陸路をひたすら走り、青森県→北海道はフェリーを利用する
② コペンと共に陸路を最小限にして、②-1舞鶴→小樽 ②-2 敦賀→苫小牧 ②-3 新潟→小樽 いずれかのフェリーを利用する
③ 自分は飛行機で飛ぶ。コペンは輸送会社にお願いして陸送する
④ その他
⑤ そんなに遠くには行かない

上記④と⑤はおいといて、上記①~③が考えられると思います。
今回は、往路は②-3新潟→小樽を利用し、復路は②-1の逆 小樽→舞鶴を利用しました。
移動には1日を要しますので、週末の前後、金曜日と月曜日に有給休暇を取得して、参戦しました。

金曜日、早朝2時30分、大阪の自宅を出発
(既にこの時間、新聞配達の方が忙しく動かれています)

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10時30分 新潟港に到着。乗船の手続きをします。
そして乗船。
同じJG10クラスの角岡選手のポルシェケイマンとご一緒でした。

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牽引フックなどに、ロープでも引っ掛けて、揺れ対策するのかなと勝手に予想していましたが「サイドブレーキをしっかり引いておいて下さい」と言われ、以上終わりでした。
クルマって安定しているのですね、改めて認識(笑)
横に並んでいた大きなトラック達は、輪止めとワイヤーによる固定がなされていました。

乗船した6月25日の金曜日は満月の夜でした。幸いにも日本海の波は穏やかで、空は晴れ渡り、見事な日の入りと満月にお目に掛かる事ができました。
月の道も観る事が出来ました。


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魂(たましい)の洗濯をする事が出来た感じがありました。

明けて土曜日、早朝4時30分、定刻通り小樽港に着岸しました。
公開練習のゲートオープンは8時。
小樽港→オートスポーツランドスナガワまでは下道で103km。
時間的に余裕がありますので、北海道の道を楽しみながら向かいました。
まさに!北海道!郊外の道はひたすら真っ直ぐ、景色はいい、空気は美味しい!

北海道の雰囲気をプチ満喫しながら朝8時にオートスポーツランドスナガワに到着。
自宅を出てから29時間30分で到着しました。

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日本最東端の北北海道ダイハツ販売業販店「カーサービスのイシダ」石田さんと共に参戦!

今年で創業50周年を迎えられた「カーサービスのイシダ」さん。
北海道最東端、すなわち日本最東端で事業を営まれている、ダイハツの業販店さんです。

カーサービスのイシダ(石田自動車整備工場)ダイハツ代理店 - 北海道・道東・別海町の自動車整備・修理・車検・新車/中古車販売

2代目社長の石田さんが200台限定のコペンクーペを見事に引き当てご購入。
そのご縁で2019年の暮れに、お目に掛かる機会が訪れました。
そして今回、私が北海道で参戦するという事で、350km以上遠方にも係わらず、オートスポーツランドスナガワまで駆け付けてくれました。


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ウエイクにD-SPORTテントと工具、そして石田さんの地元のスイーツを詰め込んで参戦してくれました!

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このスイーツ、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。
北海道、豊かです(笑)

公開練習。初走行のオートスポーツランドスナガワをどう攻める?

初めて走るコースをどう攻略するかですが、それはこれまでの経験がモノを言います。
公開練習のコースはこんな感じでした。
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このコースをどう捉えて、どうイメージして、実際どう走るか、それは石田さんと共に歩きながら私の考え方をしゃべりました。
こちらの動画でご覧ください。

実際に走行した様子はこちら(公開練習2本目の走行です)

目標は角岡選手操るポルシェケイマンの5秒以内です。
ジムカーナはパイロンに触れると、1本あたり5秒加算されます。
ポルシェケイマンの5秒以内につけていれば、もし仮にケイマンがパイロンタッチを犯した場合、ケイマンを上回れる可能性があるからです。
しかしながら、パワーがモノを言う前半で引き離され、5秒以内に喰い込むのは難しい感じでした。

地元北海道札幌からご参加のIQは、公開練習に参加されていませんでした。
IQの戦闘力はこの時点で未知数でした。
そういう意味でも、ポルシェを上回る、高みを目指す目標設定が良いと感じられました。

快晴の決勝。コペンもドライバーも絶好調!

モテギ、タカタ、名阪と、全て雨天でした。少なくとも土日どちらか雨が降っていました。
しかしながら、オートスポーツランドスナガワは、土日とも快晴!北海道だけど日差しは厳しめで最高気温は30℃、だけど湿度低めでサラッと体感なお天気でした。
私の雨男パワー(石田さんも雨男らしい・・・笑)は、まったくここでは発揮されませんでした(笑)
今年初めて、全てドライ路面での走行でした!

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決勝コース図はこちら。公開練習から若干走行距離は短くなり、そしてスラロームも加わりました。コペンにとっては有利な方向でした。

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前半の中高速セクションからのパイロンセクションへの突入。
そしてまた高速セクションに向かい、最後はまたパイロンセクションでゴール。
カラダのリズムを低中高速セクション各々に合わせるのが難しいコース設定でした。
JG10クラスのスイフトスポーツ 織田選手とも話したのですが、スナガワの路面は、関西で言うと「姫路セントラルパーク」と「舞洲スポーツアイランド」の悪いところを足した様な路面(笑)
特に通称"PNタイヤ"はとっても摩耗する!との事で、タイムを出すには必ず新品タイヤが必要!との事でした。
そういう意味では、サイズ的にPNタイヤが無く、スポーツラジアルポテンザRE-71RSを使用する軽自動車コペンはお手軽と感じられます。
決勝は決勝用タイヤを用意はしましたが、公開練習と決勝共用でもそう問題なさそうな感触でした。

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(北海道でもこのパドックの構えが出来るのは、石田さんというつながりのたまものですネ)

まさかのミスコースの1本目、からの、3位表彰台を獲得した2本目!

タイムは、気温の低い、タイヤも摩耗していない1本目で出しておかなければ、2本目のタイムアップはなかなか難しいと聞いていたここスポーツランドスナガワの路面、あぁそれなのに、それなのに、1本目ミスコースをしてしまいました!
どこでミスったか、それは下図の赤い線のところを走ってしまったという事です!

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29番パイロンを抜ける時に「狭いぞココ、こんなところ通るんだったっけ!?」って思い、ミスコースに気付き、走りながら、思わず「うぇ!」と言っている自分です。
笑い事ではありませんが、ミスは仕方なし、笑うしかありません(笑)

2本目に向けて、入念に完熟歩行をし、間違えない様に走る守りの姿勢では無く、手綱を緩める事無く攻めの姿勢で挑みました。
そんな2本目の走行はこちらです。

おかげさまで、3位に入賞する事が出来ました!

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(順位が確定するまで、車両保管されます。その保管場の様子です)

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走行の様子は、当日大会を中継してくれました、ズーミーレーシングのYouTubeチャンネルでご覧頂く事が出来ます。

応援頂きありがとうございました!

北海道ならでは、メロンをいただきました^o^)
家族への良いお土産になりました!

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次戦は四国の大会、2021年 JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦

次戦は久万高原での大会です。
ここはCopen Rally Projectで、全日本久万高原ラリー2019で訪れた事がある場所です。
ですので、とっても親近感があります(笑)

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(ラリーではパドックとして使用されているこの広場が、ジムカーナコースになります)

広島の大会の時にダブルエントリーした、和田慎吾選手とまたご一緒します。
どんな大会になるか、楽しみでしかたありません(^^♪

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おまけ:マーシャルカーが初代コペンだった!

これにはテンションが上がりました!

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いじって走れる企画屋

とのむらゆういち

小学生時代はスーパーカーブーム。大学生から社会人になる就職時はいわゆるバブル時代。100%前向きな、いい時を知る、気持ちだけは永遠の少年。楽しい事をひたすら追い求め、人生を旅している。 19歳からモータースポーツにのめり込み始め、学生の時からジムカーナに参戦。その後、ラリーのナビゲータに転向。ある時期ラリーが仕事になり、パリダカールラリーやWRCにメカニックとして参加。その後クルマ=商品の企画開発が仕事となり、趣味と実益を兼ねて、自らクルマをいじりながら走りながら、企画屋として邁進ちゅう。


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