2021年5月6日木曜日

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冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (75) 「恋叶ロードの廃トンネル」

 

旧・香々地町(かかぢ──)の中心部を抜けて、豊後高田方面に向かいます。このあたりの国道 213 号は、以前は山側をトンネルで抜けていましたが、現在は海側を築堤と切り取りで繋いだルートになっています。やや距離は伸びたかもしれませんが、カーブが大幅に緩和された上、トンネルが 2 つ減ったというのはコストカット効果があったのかもしれません。

⑬ 松津トンネル

次のトンネルが見えてきました。左から合流しているのが旧道ですから、かなりの急カーブだったことがわかるかと思います。
次のトンネルは「⑬ 松津トンネル」(しょうづ──)という名前ですが……見事に隠れてしまっていますね。
ということで、ストビューの映像も。


トンネルポータルにはこれと言った特徴は無いように見えます。最近のトンネルと比べると、断面がやや横長に見えるでしょうか。なお、このトンネルについては「旧トンネル」に相当するものが見当たりません。大正時代の「陸軍図」でも、現在と同じ位置にトンネルがあるように描かれています。

恋叶ロード

出口が見えてきました。出口の先は左にカーブしているようですが……
実際に走ってみると、これが中々の急カーブで……
ところで、これは豊後高田市に入ってからだったような気もしますが、国道 213 号の「おにぎり」の下に「恋叶ロード」との謎の案内が追加されています。
どうやら豊後高田市が国道 213 号を「恋叶ロード」というニックネームで絶賛売出し中のようです。豊後高田市に入ってからは、旧・国見町のあたりと比べてトンネルの数がやや少なく、また海沿いを通る区間が増えるようです。ドライブルートとして売り出すのも悪くないのかも……。

下り坂、カーブ続いて上り坂

トンネルを抜けてから坂道を下って、集落に入りました。時間は 17 時 15 分を少し回ったあたりですが、夕日が尾根の向こう側に行ってしまったので、暗くなり始めています。
ちょっと深めの右カーブで集落を抜けて、再び坂を登り始めました。
向かい側には、ついさっき走ったばかりの「松津トンネル」に向かう国道が見えています。高台から平地に下りて、また高台に戻るくらいなら、間を橋で繋いでしまってもいいのにな……と思えてきますね。

廃トンネル

上り坂の途中で、左側に廃トンネルが見えてきました。旧道のトンネルですが、今は閉鎖されて通行できなくなっているようです。現道は海側をオープンカットで抜けているため、トンネルは存在しません。
2013 年に撮影された Google ストリートビューでは現役のトンネルとして記録されていました。なんかトンネルの断面からして異なるように見えてしまうのですが、これは画角の問題なんでしょうか……? なんか意図的に改築?したようにも見えてしまうんですが……。

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