ダークウェブ上で有毒物質「ジメチル水銀」を購入しようとした男性、懲役12年

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ダークウェブ上で有毒物質「ジメチル水銀」を購入しようとした男性、懲役12年
Image: shutterstock

ダメなもんはダメよ。

ダークウェブなら何やってもバレないぜ、へへへ。…なんてことはありません。有毒物質をダークウェブで購入しようとしたアメリカの男性に、懲役12年の判決がくだりました。

生物兵器を購入しようとした男、逮捕

ネタ元のNew York Timesによりますと、ミズーリ州に住むJason William Siesser(46歳)は、昨年、生物兵器を購入しようとした罪&個人情報の盗難罪によって逮捕。購入しようとした生物兵器は、神経毒のジメチル水銀30ml。たかが30ml? と思いますが、ほんの数滴で人を殺めることのできる猛毒なので、30mlあれば約300人を殺すことができてしまうというので恐ろしい。購入(予定)価格は、暗号通貨でたったの150ドル相当だったというのも恐ろしい。購入しようと思った理由は、元妻を殺害するため。

NYTによれば、Siesserは子どもの保護施設で働いており、毒物購入のために担当している子ども2人の名前を組み合わせた名前を使用。また、子どもたちに「暗殺者になりたかった」と話していたことがあり、自分を不当にあつかった人たち(元妻、過去にデートした女性など)を殺してやりたいと語ったこともあるのだとか。

結果的に、ジメチル水銀のダークウェブでの購入には失敗したものの、FBIのおとり捜査によって発覚、逮捕。家宅捜索では、ヒ化カドミウム10g、金属カドミウム100g、塩酸500mlがはいった箱(未開封)が発見されました。

ダークウェブだろうか、何ウェブだろうが、バレるときはバレます。どうせネット検索するなら、毒物ショッピングじゃなく、アンガーマネージメントのコースにしとけば…。

Source: NYT