AMD、新モバイル向けプロセッサ「Ryzen 5000」シリーズを発表。ハイスペックモデルでは4K画質・高設定でのゲームプレイもスムーズらしいよ…!

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  • author Alex Cranz and Joanna Nelius - Gizmodo US
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AMD、新モバイル向けプロセッサ「Ryzen 5000」シリーズを発表。ハイスペックモデルでは4K画質・高設定でのゲームプレイもスムーズらしいよ…!

昨年秋に発表されたRyzen 5000シリーズは素晴らしいの一言に尽きますが、このラインナップがさらに強化。CEOのLisa Su氏自ら、Ryzen 5000シリーズモバイル向けプロセッサを発表しました。Lenovo、HP、Asusが、今年前半にこのチップを搭載したノートPCを発売予定。

AMDのRyzen 4000と同じく、Ryzen 5000もハイパフォーマンスのHシリーズ(H/HS/HX)ウルトラモバイル向けのUシリーズと2つ用意。CES 2021キーノート&プレスリリースでスペックが発表されています。その一部を例として以下に。注目は新たに加わったHX

Ryzen 9 5980HX: 8コア/16-スレッド、最大ブーストクロック4.8 GHz、TDP 45+W

Ryzen 9 5900HX: 8コア/16-スレッド、最大ブーストクロック4.6 GHz、TDP 45+W

Ryzen 7 5800U: 8コア/16-スレッド、最大ブーストクロック4.4 GHz、TDP 15W

デスクトップ用と同じく、モバイル用Ryzen 5000シリーズも基本はAMDのZen 3アーキテクチャ(Uシリーズの一部はZen 2)。AMDは、Ryzen 9 5900HXなどハイスペックモデルは最大4K画質、高設定でのゲームプレイもスムーズにできると豪語。また、バッテリーもちも強みで、例えばRyzen 7 5800Uならば、一般的な使用で17.5時間、動画再生なら21時間というもち。Ryzen 7 4800U搭載のLenovo IdeaPad Slim 7が動画再生テスト17時間だったので、晴らしいアップデートです。

AMDは、省エネなデスクトップ版プロセッサ Ryzen 9 5900X・Ryzen 7 5800Xも開発。通常版がTDP 105Wなのに対し、省エネ版は65W。ただ、そちらはOEMシステムのみで供給とのこと。

また、RDNA 2グラフィックアーキテクチャを採用したノートPCが今年前半にリリース予定であること、今までエンジニア・プロ向けだったThreadripper Proが初めて一般向けに販売されることも併せて明らかになりました。

Source: AMD