Fossilからいくつかスマートウォッチが登場! でもまだ買いじゃないかな#CES2021

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
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Fossilからいくつかスマートウォッチが登場! でもまだ買いじゃないかな#CES2021

どれも中身はFossil(フォッシル)のどれか。

Skagen(スカーゲン)やMichael Kors(マイケル・コース)をはじめ、数多くの時計ブランドを抱えるFossilグループ。今年のCESではどんな最新スマートウォッチが登場したのでしょうか? 米GizmodoのVictoria Songが紹介しています!


Fossilの「ジェネレーション5 LTE」

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Image: Fossil

CES2021で新たに発表されたFossil初のセルラーウォッチ「Generation 5 LTE」350ドル(約3万6300円)。なかには「ジェネレーション5E」が記憶に新しい人もいるかもしれません。

グッドニュースは、Wear OSからついにセルラーウォッチが登場したこと。バッドニュースは旧ジェネレーションのSnapdragon Wear 3100を採用していること。これはLTEが大きくバッテリーを食うのと、3100はWear OS時計のバッテリー寿命を大きく改善できるわけではないのが非常に残念なところ。

注意しておきたいのが「Gen 5 LTE」は、米国限定であること。さらにVerizon契約のAndroidユーザーに限定されたり、iOSユーザーはGen 5 LTEのセルラー機能を使用できなかったりとさまざまな制約があるため、ならば50ドル安い「Gen 5E」を検討する方が良いという人がいても当然です。

スペック的には問題なく、「Gen 5E」と同じく8GBのストレージ、1GBのRAM、1.3インチのディスプレイ、NFC支払い、継続的な心拍数モニタリング、GPS、スピーカーを装備。45mmケースで、2色(黒とゴールド/ピンク)展開です。

「Gen 5 LTE」にはスマートバッテリーモードがあります。が、やはりLTEはバッテリーの消耗が激しめで、バッテリー寿命は推定24時間

Skagenの「Jorn Hybrid HR」

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Image: Fossil

Skagenラインからは今年新たに「Jorn Hybrid HR」が出ました。外見はデンマークのミニマリストなスマートウォッチですが、基本的に中身はFossilの「Hybrid HR 」だったりします。

「Hybrid HR 」をレビューした際は、アプリは少し不安定だったものの、e-inkディスプレイは目に優しい感じが好印象でした。「Jorn Hybrid HR」はというと、38mmと42mmの2つのサイズ(小さめ! 嬉しい!)があり、5色展開です。「Hybrid HR」と同様に、e-inkディスプレイをカスタマイズすることも可能です。

継続的な心拍数モニター、GPS接続、基本的なアクティビティ追跡、さらに推定2週間のバッテリー寿命を装備。価格も195ドル(約2万200円)と、悪くないかも?

Michael Kors Accessの「ジェネレーション5E」

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Image: Fossil

外見はMichael Kors Access Gen 5Eスマートウォッチ、中身はというと…そう、Fossilの「Gen 5E」! デザインは「Gen 5E Darci」(上)と「Gen 5E MKGO」(下)の2種類あります。キラキラ×メタルブレスな前者は350ドル(約3万6300円)、それよりもちょっぴり落ち着いたロゴデザイン×ラバーストラップな後者は250ドル(約2万5900円)です。

スペックはいずれも43mmケース、4GBのストレージ、GPS接続、1.2インチのAMOLED画面装備で、WearOSを実行します。Darciは3色(シルバーローズゴールド、ローズゴールド、ゴールド)、MKGOは4色(2つのローズゴールドオプション、ゴールドオプション、ブラックバージョン)展開となっています。

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Image: Fossil

正直なところ、もし最新のQualcomm Snapdragon Wear 4100プラットフォームを搭載していれば良かったのに…と思うところはあります。このプロセッサさえあれば、Wear OSで発生する問題のすべてが魔法のように解決される…というわけではないですが、少なくともCES 2021で登場する目玉スマートウォッチとして脚光を浴びたことでしょうし、他社ブランドとも張り合いが出てくるのかなと想像しています。現在この最新チップを搭載しているのはTicWatch Pro 3 GPSのみです。

ただFossilが今回、最新チップを搭載しなかったことはある意味想定内のことで、おそらく今年の後半にはマストバイなWear OSウォッチが登場するのかなと睨んでいます。それまでもう少し気長に待ちましょう。