エフエム東京(FM東京)と博報堂DYメディアパートナーズは2020年9月24日、オンデマンド音声ビジネス領域において協業し、組織的連携を図ることで合意したと発表した。

 FM東京は「JFN PARK(現在のAuDee)」、博報堂DYメディアパートナーズは「ラジオクラウド」と、それぞれ日本市場においてオンデマンド音声サービスを提供する独自プラットフォームを立ち上げてビジネスモデルを模索してきた。

 今回の協業では、両社の持つ強みをかけ合わせて、オンデマンド音声コンテンツの企画開発・制作・販売・仕入れ、両社の持つプラットフォームや広告開発・販売の連携などを推進、この領域での業務拡大を図り、市場拡大の可能性を追求する。

 具体的な取り組みとしては、「オンデマンド音声コンテンツを主軸としたビジネスモデルの開発を両社の連携により推進」「いわゆるブランデッドオーディオコンテンツの共同企画・制作・セールスを実施」「博報堂DYメディアパートナーズが提供する次世代型広告配信システム『BRAND VIEW ADS』を利用した両社のデジタルオーディオアドの連携、配信」などを挙げる。

 またコンテンツ面でも、「広告会社のクリエーターと放送局のクリエーターがコラボし、これまでにない世界観のコンテンツを創造したい」という。大手出版社など外部企業との協働による新しいユーザー参加型のコンテンツなどの配信開始を年内に予定する。