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AIで来館者体調確認 浜松市楽器博物館などに設置

2020年7月2日 05時00分 (7月2日 05時04分更新)

顔認証システムと赤外線カメラで来館者の体調を確認するAI温度検知ソリューション=浜松市中区の市楽器博物館で

 新型コロナウイルス感染症対策として、体温とマスク着用をカメラで検知する「AI温度検知ソリューション」が一日、浜松市の浜松こども館(中区)と市楽器博物館(同)に設置された。顔を自動で検知し、来館者の体調をスムーズに確認できる。
 機器は高さ一・三メートル。機器の前に立つと、AIを活用した顔認証システムと赤外線カメラによって、瞬時にマスクの着用と体温を確認する。体温が三七・五度以下で、マスクも着用していると表示画面は緑色。三七・五度以上の体温や、マスクの未着用は赤色やオレンジ色に変わる。
 来館者の八割が県外から訪れる同博物館の鶴田雅之館長は「スタッフと来館者の双方の安心につながる」と話す。機器は、市と地域創生に向けた包括連携協定を結ぶ通信大手ソフトバンク(東京)が期間限定で提供した。 (渡辺真由子)
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