日本の百貨店業界にとって受難の時代が続いている。2010年の全国百貨店の売上高は、14年連続で下がり続けており、1982年以来、28年ぶりの低水準にまで陥ってしまったと報じられている。東日本大震災が起きた今年の売り上げはおそらくもっと落ち込むだろうと思う。日本の百貨店の低迷の背景には、経済状況が悪いなどいろいろ外的要因はある。しかし私から見れば、百貨店側の努力不足によって起こるべくして起きた低迷現象という