インターネット上のポイントサービスを提供するネットマイルとソーシャルメディアを通じたマーケティング支援サービスを手がけるモディファイは2011年5月10日、世界最大のソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」を通じた販促・宣伝活動の支援事業で提携したと発表した。両社は共同で、企業が自社のFacebookページのファンを獲得し活性化するためのソリューションを提供する。

 Facebookページは、企業やブランド、有名人などがファンに向けてさまざまな情報を直接発信するFacebook上のページ。Facebookページのファンを増やすには、できるだけ多くのFacebookユーザーにFacebookページを訪問してもらい、ページ上に設けられた「いいね!」ボタンをクリックしてもらう必要がある。

 ユーザーにこうした行動を促すため、今回提供するソリューションでは(1)250万人のネットマイル会員に対して顧客企業のFacebookページを告知する、(2)「いいね!」ボタンをクリックしたユーザーにネットマイルのポイントを付与する仕組みをFacebookページに組み込む、といったサービスを提供する。このほかFacebookページの制作や運営、ファンの定着に向けたページ内コンテンツの拡充などもサポートする。

 また今夏をめどに認証プロトコル「OAuth」に対応し、ネットマイルに未加入のFacebookユーザーがポイント口座を開設する手続きを簡略化する予定である。

 なお、利用企業の第1号としてユナイテッドアローズが5月10日から、同社のストアブランドの1つ「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」のFacebookページ上で、ネットマイルの付与サービスを開始している。