【開催見解】第7回園田競馬後半(6/12~14 重賞:六甲盃)

 2019兵庫ダービー馬に輝いたのは松平厩舎バンローズキングス。3着大健闘した前走、兵庫チャンピオンシップ時同様、内ピッタリの経済コース回りで3馬身半差の圧勝。チークピーシーズ効果等もあったが、最大の勝因は強気な姿勢を貫いたから…ではなかろうか。本当お見事、次走は未定ながらも秋の重賞戦線も大いに楽しましてくれるであろう、一層の活躍期待だ。サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(12~14日)の3日間開催で期間中のメインは14日に行われる六甲盃。園田では唯一の2400メートル戦、まず前半の流れはスローだけに鞍上の駆け引きが左右する、相対的に前の方に付けた馬が有利になるか。人気になりうそうなのは佐賀はがくれ大賞典、兵庫大賞典と重賞連勝中のエイシンニシパ。マイタイザンを自力で蹴落とした前走が見事過ぎたし、ここに来ての充実ぶりは目を見張るものがある。鞍上はダービージョッキーとなった吉村だ。新子厩舎はタガノゴールド、タガノヴェリテ、メイショウオオゼキと3頭出し。期待は3月に行われた上半期六甲盃(今年のみ)を制したゴールドか。ヴェリテも重賞に勝つだけの力は十分備わってきた、鞍上には田中を起用だから力の入れようも凄い。オオゼキは六甲盃、オグリキャップ記念と重賞連続2着、スタミナはあるだけに距離適性はこの馬が一番かも。遠征馬は3頭、中でもウマノジョー、モズオトコマエは重賞ウイナー、これまでの経験からも初馬場に泣くこともない、当然のことながらVを狙える存在だ。

 

 13日はA1A2級の1700メートル戦がメイン。初距離ながらも前走鮮やかに勝ったステップシュートが中心。エイシンエールも背52キロになれば存分にスピードを生かせるし、昨年の最優秀3歳馬コーナスフロリダも久々、背57キロとは言え目が離せない一頭に。穴っぽいのは坂路コースでシッカリ鍛えて戻ってきたクイントゥープル、格下ながらも勢いのあるコスモヴァーズあたり。

 

 12日はB1級の1230メートル戦がメイン。エイシンムーは園田初めてながらもJRA時に1200メートル戦2勝だから小回り向きのスピード十分。馬体の仕上がりも良好でいきなりV取り濃厚。キーサンダーは昇級戦、手替わりになるものの前走の勝ち振りならまだ通用しそう。外枠も却っていい。ラストチャンスアリはA2級でも常に勝ち負けしていた馬、久々を感じさせぬ仕上がりだけに半年ぶりでもアッサリの可能性十分。トゥリパ、ホクセツプリンスあたりも展開次第で面白いところか。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

競馬キンキロゴ

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞