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今年はピンクメイクの嵐! グラミー賞来場セレブをビューティーチェック。

多くの女性アーティストがノミネートされ、いつも以上に華やかさが際立った第61回グラミー賞授賞式。歌姫たちもこぞって、フェミニニティ漂うピンクメイクに! トーンやディテールで差をつけつつ、ヘアスタイルで個性を注入。その華麗なる姿をご覧あれ。

レディー・ガガ、淡いピンクにダークなスマッジを効かせて。

Photo: Neilson Barnard/Getty Images for The Recording Academy

3部門を受賞したレディー・ガガは、ヌケ感のあるヘア&メイクでトップアーティストの余裕を感じさせて。目もとはマットなヌーディピンクを全体に、瞼の中央〜目尻はネイビーのシャドウで引き締め、グラマラスなインパクトをプラス。乳白トーンのツヤリップも女性らしさを引き立てている。ヘアスタイルは、彼女にしては珍しいナチュラルなダウンヘア。とはいえシルバーブロンドの明るい髪色とレイヤーたっぷりのカットからは、ロックなバイブスが漂う。

デュア・リパ、エキゾチックな美貌が際立つヌーディメイク。

Photo: John Shearer/Getty Images for The Recording Academy

最優秀新人賞を含む2部門を受賞したデュア・リパは、トレードマークの前下がりボブと凛々しい太眉はそのままに、ベージュ系メイクでモードな個性をアピール。ブラウンシャドウで囲んだスモーキー・アイ×ピンクベージュのリップでシックな印象に統一しつつ、目頭にふわりとのせたシルバーラメが華やかなアクセントに。たっぷりフレアーなアイラッシュとともに、新鋭歌姫のフレッシュな存在感を印象付けていた。

カミラ・カベロ、エフォートレスなヘアアレンジで魅力アップ。

Photo: Matt Winkelmeyer/Getty Images for The Recording Academy

授賞式のオープニングを飾ったカミラ・カベロは、迫力満点のラメピンクのドレスをヘア&メイクで可愛くアップデート。グロッシーなコーラルピンクのリップにほんのり上気したようなチークが、ガーリーな魅力にマッチしている。ゆるいカールをまとめたローポニーは、無造作感たっぷりのアレンジ。トレードマークである重めサイドバングをこの日は軽くサイドに流し、すっきりとしたバランスを生み出していた。

ケイティ・ペリー、ヘアとメイクのアンビバレントな組み合わせ。

Photo: John Shearer/Getty Images for The Recording Academy

桃色のアイシャドウにソフトマットなベビーピンクのリップを合わせ、花咲く春を思わせるようなメイクを取り入れていたケイティ・ペリー。ボリューム満点のアイラッシュがドーリーな気分をかき立てて。一方、ショートヘアをオールバックに撫で付けた男前なヘアスタイルが、フェミニズムな活動で知られる彼女らしい雰囲気を演出。女性らしさと強さを兼ね備えたスタイルが、彼女の無二の個性を表している。

マイリー・サイラス、キャットアイでさりげなくワイルドに。

Photo: Matt Winkelmeyer/Getty Images for The Recording Academy

ショーン・メンデスとともに圧巻のパフォーマンスを繰り広げたマイリー・サイラスは、タキシードルックをヘア&メイクでセクシーに味付け。たっぷりとしたウェーブヘアは前髪とサイドを立ち上げて流し、ゴージャスなワンサイドダウン風のアレンジに。メイクは明るいコーラルピンクのリップで軽やかに仕上げながら、目尻から細く跳ね上げたアイラインでスパイシーなエッセンスを忍ばせて。

アシュリー・シンプソン、フェアリーライクなアレンジローポニー。

Photo: Jon Kopaloff/Getty Images
Photo: Steve Granitz/WireImage

夫のエヴァン・ロスを伴って出席したアシュリー・シンプソンは、チャコールグレーとブラウンのスモーキーアイズにシルバーのラメをのせて目力を強調。上品なツヤ感のベースメイクと淡いピンクリップを合わせて、大人のロマンティックなムードを加速させていた。スタイルのポイントとなったのが、エクステを使ったロングのローポニー。二段階に分けた結び目にシルバーのコードを巻きつけ、控えめな輝きでドレスアップとリンクさせて。

ビービー・レクサ、ボブでつくるキュートなドレスアップヘア。

Photo: John Shearer/Getty Images for The Recording Academy
Photo: Lester Cohen/Getty Images for The Recording Academy

2部門にノミネートされたビービー・レクサは、フリルをふんだんにあしらった赤のドレスにラフなヘアアレンジを合わせ、こなれ感を醸し出して。後れ毛を散らしてキメすぎないバックスタイルが、旬っぽさを演出。メイクはツヤ感のあるベージュピンクのリップを主役に、目もとはブラウンとペールピンクのグラデーションで色っぽく。カーブを描いた長めのアイブロウが、ネクストポップスターの呼び声高い彼女の力強い眼差しを際立てていた。

Text: Rie Maesaka Editor: Rieko Kosai