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『女王陛下のお気に入り』、英国アカデミー賞2019で最多7冠。

『女王陛下のお気に入り』が英国アカデミー賞で7部門を制した。
オリヴィア・コールマン。Photo: David M. Benett/Dave Benett/Getty Images

映画『女王陛下のお気に入り』(2018)が英国アカデミー賞で7部門を制した。2月10日(現地時間)にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された授賞式で、同作は作品賞をはじめ、オリヴィア・コールマンの主演女優賞やレイチェル・ワイズの助演女優賞、脚本賞、プロダクションデザイン賞、メイクアップ&ヘア賞などに輝いた。

メガホンを取ったヨルゴス・ランティモスは受賞スピーチの中で、「英国映画テレビ芸術アカデミーに感謝します。素晴らしい栄誉です。この映画は製作するの20年もかかっており、私はそのうちのここ10年ほど携わりました」と語り、「もちろん、この3人の女優たちのことは非常に誇りに思っています」とエマら主要キャストへの感謝の言葉を忘れなかった。

また助演女優賞を手にしたレイチェルは、共演者らに向けてこう語っている。「とても壮美な2人の女性の相手役を演じられるという最高の幸運に恵まれました。オリヴィア・コールマンとエマ・ストーン、私たちは素晴らしい時間を一緒に過ごしましたよね。そしてヨルゴス、あなたの創造性は驚異的です」

一方で、映画『ROMA/ローマ』(2018)が作品賞や撮影賞、外国語映画賞など4冠に輝いた。監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンは、「おわかりいただける通り頭の中が真っ白で、何を言うべきか思いつきませんので、事前に用意した言葉を読ませていただきます。サポートして頂いたパーティシパント・メディアとネットフリックスに感謝したいです。この賞は、素晴らしい出演陣とスタッフで分かち合います」と心境を明かした。

さらに故フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)はラミ・マレックの主演男優賞と音響賞を受賞した一方、『グリーンブック』のマハーシャラ・アリが助演男優賞を獲得した。

作曲賞を受賞した映画『アリー/ スター誕生』(2018)を代表して、壇上に上ったブラッドリー・クーパーは、「実現すると思ってもいなかった夢が叶いました。この賞はレディー・ガガと分かち合います。音楽は、この映画における心臓の鼓動でした。そして、1年もの間地下室で作曲に取り組んでいた僕に我慢してくれたイリーナ(・シェイク)には感謝に堪えません」と語った。

Text: Bangshowbiz