そばバー イングの天ぷら玉子そばそばバー イングの天ぷら玉子そば


そばバー イングの天ぷら玉子そば

午前5時10分起床。浅草はくもり。宿は札幌だったので、昨年と同じく一足先に帰らせてもらった。足は高速バスである。この高速バスは兎に角速いので、あっという間に札幌駅のバスターミナルに着く。この高速バスの乗っていると、岩見沢は完全に札幌通勤圏内であることがわかる。つまり、空知と一言で云っても、南空知の札幌化は一目瞭然なのだ。

さて、札幌駅のバスターミナルに着いて歩いてホテルまで行く前に、何時ものように「そばバー イング」によって「天ぷら玉子そば」を一杯手繰る。これは行事化している事だが自分でも不味いなと思う。なにせ夜食なのだ。ついでにビールも貰う。妙にまずいビールで、発泡酒じゃないのかと疑う。

蕎麦も相変わらずの不味さだ。途中で食べるのも呑むのも止める。でも暫くはこの店の空気の中のいるのだ。この店はいつも抜群の客層を誇る。それだけでこの店の価値がある。この日は年老いた2人のサラリーマン、3人組の定年退職組、しぶい叔父さん、そして初老の夫婦という、普通の立ち喰い蕎麦屋では珍しい人達がお客さんだった。

そんな人達が、それぞれに酒を呑んでいる。この酒を呑んでいる、というのがミソで、これで酒がなければこの店は不味い蕎麦屋のレッテルが貼られてしまうだろう。しかし蕎麦が不味くても、ビールが発泡酒のようでも(?)この店は人を集める術を知っている。その空気を吸って今晩は寝ようと思った。

ビール

そばバー イング
北海道札幌市中央区北5条西4丁目 アピア フードウォーク