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美の基準はどこにある? 6〜18歳の女の子が体形について語る。

人と体形を比べると、常に優越感や劣等感がつきまとうことになる。動画に登場するのは、それぞれの個性を愛し、多様な体形の在り方を享受する女の子たち。あなたの美の基準はどこにありますか?

もう少し痩せていれば、もう少し脚が長ければ、もう少し背が低ければ、もう少し肩幅が狭ければ......。思春期を迎える女の子たちは、誰でも一度は自身の体形に対して“不満”という壁にぶつかるのではないだろうか。

今もなお、世界中の人から愛され続けている女優、オードリー・ヘプバーンさえ、意外にもたくさんのコンプレックスを抱えていたと言われている。少年のような華奢な体形や濃い眉などに嫌悪を感じていたが、あえて隠さず、欠点を研究して自分なりのスタイルを確立し、それを生涯貫いた。

動画に登場する、さまざまな年齢の少女たちは、自分の体形について、美しさについてどう考えているのだろうか? 彼女たちの赤裸々な告白に迫る。

10歳のイジーは、ダンスが得意で細い友達と比べては落ち込み、黒いレギンスを履いて、脚が細く見えるようにした事もあるそうだ。何がそこまで彼女を追い詰めるのだろうか.....?

18歳のアンジェリンは、体形へのコンプレックスを克服した1人。ビーチでは痩せている子がツーピースを着て、太っている子はワンピースを着ると捉えがちだが、それは間違いだと真っ向から否定する。「イヤなら見なければいい」と放つ言葉には、自分の生き方に満足する逞しい女性の姿を垣間見ることができる。

「社会を変えるためには自分の意識を変えなきゃ」と話すのは、16歳のタイラー。包み隠さず、もっと積極的に意見を話すことで、ギャップを埋められると考えている。

本当に自信がある人は、内側から輝きが出るもの。彼女たちの真摯なマインドを垣間見ると、コンプレックスと向き合った先には、最高の結果しか待っていないのだと思わずにはいられない。

スポットライト

Text: Maki Saijo