フランス南部で鉄砲水、10人死亡 6時間で3カ月分の雨量

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豪雨に見舞われたフランス南部で鉄砲水が発生/PASCAL PAVANI/AFP/Getty Images

豪雨に見舞われたフランス南部で鉄砲水が発生/PASCAL PAVANI/AFP/Getty Images

(CNN) フランス南部のオード県で鉄砲水が発生し、少なくとも10人が死亡した。地元の当局者が15日に明らかにした。

現地では14日から15日にかけての6時間で通常の3カ月分の雨量を記録した。この影響で川が氾濫(はんらん)し、道路が冠水。車両が横転するなどの被害が出た。

水が流れ込んだ地元の女子修道院では、88歳の修道女が死亡した。別の自治体でも4人が死亡した。内務省は当初、鉄砲水による死者を13人と発表していたが、その後10人に修正した。

当局者によれば、現在1人が行方不明。5人が重傷を負っている。

当局は消防士700人、ヘリコプター7機を動員して対策に当たっている。フランスの洪水の監視団体によると、今回の洪水の規模は同地域で発生したものとしては過去最大級だという。

現地にはフィリップ首相が被害の視察に訪れる予定。大統領府は、マクロン大統領も視察を行う計画だと発表している。

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