俳優高橋一生（37）主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」（火曜午後9時）の第2話が16日に放送される。

高橋が演じるのは、大学で動物行動学を教える講師・相河一輝。生き物の不思議に興味、関心が高く、大好きな生き物のことになると、他には目もくれずに没頭してしまう。そのため、大学が設けるルールや、他人との約束を忘れてしまうことも多い。極端にマイペースな性格のため、周囲からは変わり者として見られている。

一輝の同僚講師でアリを専門に研究する沼袋順平を演じるのが、お笑いコンビ、アンジャッシュの児島一哉（46）。研究室で何十匹ものアリを飼育、観察している沼袋は、すべてのアリを識別できるという、まさに“アリおたく”。NHK大河「龍馬伝」、テレビ朝日系「おっさんずラブ」、フジテレビ系「フリーター、家を買う。」など、お笑いだけではなく俳優としても活躍する児嶋は「このお話をいただいた時に、母親が喜ぶぞーと思いました。僕が演じる沼袋は、“気持ち悪いやつ”という印象で、演じるのが楽しみ。とにかく高橋一生さんが出ているので、間違いないです」と話している。

第2話は、大学で動物行動学を教える一輝（高橋）は、ある日、通っている歯科の水本歯科クリニックで“キッキッキッ”と音が出る古い水道の蛇口を発見。その音が鳥の鳴き声に似ていたことから、授業でフィールドワークに出かけることを思いつく。しかし大半の学生は、学外に出るフィールドワークを面倒に思うばかりで、ワクワクしているのは一輝ただ一人だけ。

一方、水本歯科クリニック院長の水本育実（栄倉奈々）は一輝に言われた「先生はウサギっぽい」「ウサギはカメを見下すために走る」という言葉が忘れられず、落ち着かない時間を過ごしていた。

ある日、水本歯科クリニックで出会った宮本虹一（川口和空）と公園で再会した一輝は、生き物に深い興味を示す虹一に、自分が人知れず山で調べている“ある謎”を打ち明ける。虹一もまた、一輝に親しみを感じるが、虹一の母・涼子（松本若菜）だけは、息子に近づく怪しい男を警戒していた。

迎えたフィールドワーク当日、山に到着した一行は、音を出して鳥を呼び寄せる“バードコール”を手に鳥との会話を試みるが、なかなかうまくいかない。そんな中、青山琴音（矢作穂香）は、まるで子供のような無邪気さでフィールドワークを楽しむ一輝に胸の高鳴りを覚える。

一方、育実は、ケンカした恋人の鳥飼（和田琢磨）と仲直りしようと、自宅で手料理をふるまうことに。しかし、相手を気遣ってついた小さなウソが、かえって雅也を傷つけてしまい、距離を置かれてしまう。イライラが募る育実は、ある晩、ストレス解消のためにひとりで焼き肉を食べに行く。ヤケ食いとばかりに次々注文していると、そこへ一輝が現れる。