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米ツアーが片岡大育に突きつけた現実「勝負させてもらえなかった」

◇国内男子&アジアンツアー共催◇アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 事前(19日)◇武蔵カントリークラブ・笹井コース(埼玉)◇7060yd(パー71)

来季米ツアー出場権をかけた入れ替え戦に出場した片岡大育は第1戦から2試合連続の予選落ちを喫した。全4試合の賞金ランキングで出場権を付与される上位25位入りは限りなく厳しくなり、第3戦を前に今回の挑戦を断念した。前年覇者として7月「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」以来の出場になる国内ツアーで再起を図る。

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PGAツアーカードをめぐる争いは、片岡に現実を突きつけた。試合ごとに変わる芝質や海外選手の飛距離に太刀打ちできず「まったく勝負をさせてもらえる感じではなかった。まずはパワーが足りない」。下部ツアーで通用しなかった現実に「メンタル的にもやられた。けどこれは自分の力不足として受け止めないといけない」と努めて冷静に話した。

昨年10月「WGC HSBCチャンピオンズ」(15位)や今年1月「ソニーオープンinハワイ」(18位)などスポット参戦した米ツアーの好成績により、入れ替え戦直前に出場権があることを知らされた。同時期に欧州ツアーの出場予定もあったが、「やっぱりアメリカに行きたい気持ちが強い。チャンスだと思った」と急きょ渡米を選んだ。

結果は残せなかったが、自らの迷いはよりシンプルなものになったという。海外挑戦を本格的に見据え、今季開幕前は飛距離アップを第一目標にしてきた。「スイング改造やトレーニングなどで実際に伸びた。ただ、今度は精度が悪くなってきた」と別の武器を失う悪循環。目の前の試合でも結果を求められ、飛距離か、精度かという問いに頭を抱えながらプレーを続けた。今季8試合の出場だが、賞金ランク112位と国内ツアーでも結果を残せなかった。

今年は今後、国内ツアーに専念する予定だという。いまは「目指すべきところが見えた。2~3年はかかると思う」と長期スパンでの成長を覚悟。「ティショットはあと10ydほど、キャリーで最低280yd欲しい。それも安定性を持たせながら」とじっくりとスイングや体作りを進めていくつもりだ。

今年1月、片岡は日立キャピタル株式会社と3年間の所属契約を発表した。これは長年師事する青山充コーチが、昨年末に自身のゴルフを大幅に見直すと誓った片岡のために「海外を目指して自分のゴルフを変えるというものは怖い。特に大育は堅実な性格。だから少なくとも3年はお金の面で心配しなくて済むように」と、ともに探したという。

「いつかアメリカでやるために今後どう取り組むかがすごく大事になる」と片岡はいう。味わった挫折を糧にする。(埼玉県狭山市/林洋平)

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